オートバイ用品専門店『2りんかん』唯一の女性店長、市原2りんかんの住吉直美さんに聞く。

千葉県市原市、国道16号線沿いにあるオートバイ用品専門店『市原2りんかん』を切り盛りする、住吉直美さん。2りんかん唯一の女性店長として、また一人のバイク好きとして、お客様に対して、そして店舗や会社に対して、何が最善か、何を成すべきか…。その胸の内を伺った。


「2015年の9月25日に市原2りんかんに異動になりました。それまで約半年は柏2りんかん(後に移転、現在は柏沼南2りんかんとして営業)で店長を務めていました。」と語る住吉さん。
「アルバイト時代も含めると、この会社には15年お世話になっています。いくつかの店舗で勤務してきましたが、市原2りんかんは、大型バイクのお客様が多い。女性一人で来店される方もいらっしゃいます。ツーリングやサーキット走行を楽しんでいる、言わばしっかり走るライダーが多い印象です。」他店と同様、消耗品を求めて来店する顧客も多いが、趣味としてバイクを楽しむライダーの比率が高いという。
「ですから、スタッフはしっかりした知識をもって、丁寧に接客ができなければならない。提案型の接客ができて、お客様と信頼関係が築けることも大切になってくると思うのです。」とまっすぐに相手の目を見ながら話す姿、そしてその内容から、真面目で誠実な人柄が見て取れる。

スーパースポーツなどで来店するお客様が多い市原2りんかんゆえ、ビッグバイク用のタイヤやパーツ、フルフェイスを中心とした高性能ヘルメット、高機能ライダースジャケットなどの品揃えが充実。ツーリング・アイテムとして人気が高いのが、近年互換性が高まっているインカム、スマホを活用するライダーに対応したケータイホルダーなど。「まだ完全ではありませんが、女性ライダー向けのウェアや用品の品揃えにも注力しています。」と住吉さん。

「住吉さんにとっての仕事におけるやり甲斐とはどんなものですか?」という質問に対しても、明晰な返事がかえってきた。
「この仕事って、お店づくりと同じぐらい『人づくり』が重要だと思うのです。私、もともと人にものごとを教えるとか、人を育てるのが好きなんです。若いスタッフが小さな成功体験を重ねていく姿を見るのが好きで、それがやり甲斐になっています。」スタッフには、日々の仕事の中からやり甲斐を見つけて欲しいとも。「以前、まだスタッフだった頃、生意気にもこういう話しを社長や管理職の先輩にしたことがありました。でも皆さんとても親身になって聞いて下さり、『あなたの思いを具現化するためには店長になってみるのもいいんじゃない?』とアドバイスを頂いたのです。」その後受けた昇進試験にパスし、望んで店長というポジションに就いたのだ。

「お客様が楽しくお買い物できる心地いい雰囲気づくりをしていきたい。それには、スタッフとともに一丸となって『バイクって楽しい!』という思いをお伝えていくことが大切だと思っています。」と語る住吉さんは、インタビューの中で、何度も会社に対する感謝の言葉を口にした。「長年お世話になっている『2りんかん』という素晴らしい会社の良さを、まずスタッフに理解して欲しい。そしてスタッフが暖かい気持ちで働いてもらえる職場を作りたいのです。」そうすることでお店の売り上げも必ず上がっていくと思う、と言う。
一見クールな印象の住吉さんだが、その言葉には強い信念が感じられた。熱きハートの女性店長が率いる市原2りんかん。その今後に注目していきたい。

市原2りんかん店長・住吉直美さん
千葉県出身。中学生の頃からバイクに憧れるも、両親からの反対もあって、免許を取得したのは20歳になってから。先輩から譲り受けた最初のバイクはスズキ・バンディット250。しかし速いバイクに乗りたくて、その後はGSX-R 400、GSX-R 750を乗り継ぐ。現在の愛車はGSX-R 600、そして通勤快速仕様にカスタムしたDR650。「まっすぐな道を飛ばすのが好きなんです。コーナーがあんまり得意じゃないので(笑)。お客さんとのツーリングをはじめ、複数台で走ることもありますが、どちらかと言うと一人マイペースで走るのが好きです。」バイクの好みや乗り方もあってか、周囲から『男前』と言われることが多いと笑う。

オートバイ用品専門店
市原2りんかん

通常営業時間 10:30-20:00
電話番号 0436-42-7241
所在地 千葉県市原市八幡浦1-9

photo&text: Gao Nishikawa
取材協力:ライダーズスタンド2りんかん 
http://driverstand.com

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