“90’s Style Truck-Camper”
By M.Y.S. MYSTIC
ピックアップトラックにキャンパーシェルを載せた、いかにもアメリカンなトラック・キャンパー。キャンピングカーづくりのスペシャリストが愛する90’sスタイルの“トラキャン”をご紹介する。


「荷台のキャンパーシェルは30年前に輸入したもので、10年ほど前に手元に戻ってきました。コツコツレストアしながらマツダのプロシードに載せて使っていました。」と話すのは、キャンピングカーメーカー『ミスティックプランニング』代表の佐藤正さん。若き日にアメリカで見たトラキャンに惚れ込んで、その魅力を日本に伝えるべくミスティックを創業したことは、これまでにもご紹介した通り。「輸入した当時もハイラックスに載せたかったのですが、その時の自分にはとても高価で手が出なかったのです。」つまり今回の組み合わせは、かつて理想としていたスタイルの再現なのである。 キャンパーはカリフォルニアにあったSIX-PAC(シックスパック)にオーダーして製作。キャンピングカーの販売を始めた当初、このキャンパーからいろいろなことを学んだ、いわばミスティックのキャンピングカーづくりの礎のような存在だという。「現在ではアルミフレームが一般的ですが、これは木製フレームで、室内は冬は暖かくて夏は涼しい。作りもとても丁寧で、キャンピングカー博物館を作って展示したいほどです。」と、佐藤さん。手元に置いておきたい一台だというが、興味のある読者は問い合わせてみてはいかがだろう。






キャンパーはアメリカSIX-PAC製で1993年に製作されたもの。ミスティックのオリジナルブランドであるNoble(ノーブル)の名を冠して販売した。灯火類、窓やドア、サイドオーニング、冷蔵庫、ボイラーなど可能な限り当時のパーツを生かしてレストア。木材をふんだんに使ったインテリアもいい雰囲気だ。


創業当時は高嶺の花だったというハイラックスを手に入れてトラキャンを仕立てた佐藤さん。「沖縄から持ってきた平成15(2003)年製の右ハンドルのシングルキャブ、ロングベッドです。錆が酷かったボディやフレームを大がかりにレストア。リアサスにエアバッグを追加しました。」