2003年に製作・発売した据え置き型バイクガレージがヒット、その名前が広く知られることになったダイナオガレージファクトリー。代表の大石博和さんが新プロジェクトとしてスタート、今注目を集めているのが、ガレージづくりのノウハウで作ったサウナだ。
パネル鋼板の組み立て式ガレージをベース製作した『アーモード・サウナ』に続く、ダイナオガレージファクトリーの新提案が、『スウィート・サウナ』だ。バイクガレージづくりで培った、骨格から組み上げるノウハウを応用して製作されたサウナは、カップル専用、女性専用がコンセプト。既存のテントサウナや木製の小屋・樽型サウナよりも堅牢な作りの小さなサウナは、すでにイベントなどで注目を集めている。
「フロアの骨格はガレージと同じ角鋼管フレームで、壁面は木製のパネル工法。外装はダイナオが創業当時から採用しているガルバリウム鋼板葺きです。内装は私の大工の技術を駆使、オール檜で仕上げました。」と大石さん。
「しっかりした躯体と、大人二人にちょうどいいサイズのプライベート感を歓迎する声がとても多いことに驚いています。クルマのガレージなどに無理なく収まるサイズですし、庭先のわずかなスペースにも設置できます。」
外装はバイクガレージと同じ作り方のため、耐候性、耐久性も実証済み。木製の外装よりも丈夫でメンテナンスフリー。「輸送や設置もダイナオのノウハウで難なくできます。」と胸を張る。
「静岡にあるサウナ協議会に入会、業界のベテランの皆さんにアドバイスをいただきながら、サウナについて勉強しています。」地元の天竜川沿いにあるの『サウナ天竜』に、スウィート・サウナの設置が決定しており、受付棟にはダイナオのガレージ型建物も採用される。
若者を中心にブームとなっているサウナは、アウトドア志向とリンクしたカジュアルなスタイルが主流。バイクガレージと同様、自社工場で製造し、自らの手で運搬・設置できるダイナオのスウィート・サウナに、無限の可能性を感じるのは筆者だけではあるまい。


ブルーがスウィート・サウナのプロトタイプ。レッドは細部を煮詰めた商品化モデル。水風呂とシャワー設備も用意している。




角鋼管フレームでフロアの骨格を組み、木製のパネル工法で壁面を立ち上げる。サウナ室内の檜は、一枚ずつ手作業で防腐剤を塗ることで耐久性をアップさせている。




ブルー、レッドの他、ガルバリウム鋼板のカラーバリエーションあり。ドアは機密性が高い国産住宅用建具を採用。W2000×H2000×D1200mm/最大3名収容




大石さんがオール檜で仕上げた、大人二人がくつろげる快適な室内。別売のサウナストーブは200Vのフィンランド製を推奨。スウィート・サウナの本体価格は120万円。




第一弾として作ったアーモード・サウナは、パネル鋼板の組み立て式ガレージがベースで複数人収容可能。外階段と屋上スペース付き。


代表の大石博和さんは2003年に静岡県磐田市でダイナオガレージファクトリーを創業。大工のノウハウをもとにオーダーメイドの据え置き型バイクガレージを製作、全国に約700棟を届けてきた。真摯で妥協のないモノづくりへの姿勢は創業以来不変。
photo: Dainao Garage Factory, Gao Nishikawa