オーストリアのKSRが展開する新興モーターサイクルブランド、Brixton Motorcycles(ブリクストン・モーターサイクルズ)から登場したアドベンチャーモデル。個性際立つデザインに惹かれ、輸入元であるモータリストを訪ねた。
BrixtonのCrossfire(クロスファイアー)500シリーズをベースにフレームワーク、足回りなどを新設計したミドルクラスのアドベンチャーモデル、Crossfire 500STORR(ストー)。なんといっても目をひくのが、垂直にそそり立つウインドスクリーンを含めたフロントセクションのデザインだ。そのネーミングは、スコットランドのスカイ島にある奇岩”ザ・ストー”にインスピレーションを得ており、頑丈なデザインはその荒々しく険しい風景をモチーフにしているという。実際の”THE STORR”を検索してみると、フロントのスタイリングが巨岩のシルエットそのものであることがわかる。「オーストリア・ザルツブルクに本拠を置くRiDEのデザインチームが『自分たちが本当に乗りたいマシンのスタイルを作り上げた』と語っている通り、他のどのバイクとも似ていない独創的かつ魅力的なデザインだと思います。」とモータリスト代表の野口英康さん。デザイナーの意志を感じる個性の塊のようなスタイリングは確かに魅力的だ。「誰にでも受け入れてもらえるデザインではない。わかってくれる人にお届けしたい一台です。」と野口さんは笑顔で語ってくれた。


「デザイナーのクレイグ・デントが目指したのは大自然に溶け込むデザイン。ブラックの外装もありますが、オリーブグリーンがメインカラーです。アウトドア好きで、あまり大柄ではないクレイグが、自分が楽しむために作ったと言ってもいい。」と野口さん。アドベンチャーとしてはコンパクト&軽量で日本人にも向いている。




Crossfire 500シリーズで定評あるトルクフルな水冷DOHC2気筒486㏄エンジンに6速ミッションを組み合わせ、タンクは16Lで約380㎞走行可能。足回りはF:19インチ、R:17インチのピレリ・スコーピオン・ラリーSTRに、前後KYB製のアジャスタブルサス、BOSCH製2チャンネルABS搭載。灯火は全てLEDでカウルにフォグランプも装備。シート高は839㎜と低めでタンクバッグや大型メーターパネルも標準。


オフロードからサーキットまで走る無類のバイク好き、モータリスト代表の野口英康さん
photo:Brixton Motorcycles, Gao Nishikawa