編集部のアピオジムニーにマイクロロン入れ、Before&Afterの圧縮比を計測してみた!

編集部で活躍中のアピオジムニーは、ゴーストップの多い都市部から高速道路を含む長距離移動まで、日々取材の足として東奔西走してくれている。従順なコイツのエンジンにメタルトリートメント、マイクロロンをおごってやり、その効果を数値で検証してみた。

 エンジン内部にマイクロロン樹脂を定着させて金属表面の摩擦抵抗を減少させるメタルトリートメント、ご存知マイクロロンだが、高回転高出力の660ccターボエンジンで、オイルに対する負荷が極めて大きいジムニーに対してアピオが推奨しているのは、最高峰XAの素性をベースにしたハイブリッド車用の「マイクロロン・ハイブリッド」。スタンダードよりも金属表面への定着が早く、XAより懐に優しいというのがその理由。  取材などを通し体感してきたマイクロロン効果として、メカニカルノイズの減少などを挙げてきた。今回はその効果をわかりやすく数値で見てみたいと思い立ち、プロショップアピオの協力のもと、もっとも顕著に処理前後の比較が出来るという圧縮比(コンプレッション)の変化を検証してみることにした。  そもそも圧縮比とはエンジンの内燃室容積の最大値と最小値から導きだされる比率のこと。同じ排気量、燃料量でも圧縮比が高くなれば、ピストンを押し上げる力は強くなり、より大きな運動エネルギー、つまりはパワーやトルクが得られる。

 検証の方法は至ってシンプル。まずマイクロロン処理する前に圧縮比を計測、オイル交換と処理を行った後に800キロ以上走行し再び計測、その差を比較するというもの。処理後1,000キロ以上を走った感想としては、やはりメカニカルノイズの明確な減少が確認出来た。具体的には、エンジン騒音が減少したことにより、走行中にそれまで気にならなかったロードノイズが耳に入るようになったこと、また同じ理由でアピオ自慢のTOTSUGEKIマフラーのサウンドがより小気味よく聞こえるようになったことなどが挙げられる。
 処理から2週間後、ふたたびアピオで圧縮比を測定。結果は3気筒全てで処理前よりも高い数値を確認することが出来た。マイクロロンは保護材としてエンジン内部に定着、オイル交換をしても圧縮比低下防止に役立つことも付記しておきたい。益々快調になった編集部のアピオジムニー、これからも取材の足として大活躍してくれるに違いない。

圧縮比の変化
■マイクロロン処理前■マイクロロン処理後
1番 12.5kgf/cm2 13.0kgf/cm2
2番 12.3kgf/cm2 12.7kgf/cm2
3番 12.9kgf/cm2 13.2kgf/cm2

計測日 :2013年11月7日/11月22日
使用車両:スズキ ジムニーJb23 660ccターボ
車両年式:2010年式
走行距離:35,490km~36,635km
測定条件:高速道路60%/一般道路40%


Microlon Hybrid
処理時間の短縮やなど、マイクロロンXA譲りの高性能なハイブリッド車用。ジムニーなど高回転高出力のターボ車などにもお薦め。
8oz.7,350円/16oz.12,600円/32oz.21,000円(各税込)

Microlon XA Metal Treatment Liquid
航空機エンジン用に改良を加えた高効果マイクロロン。処理時間の短縮、防錆・防蝕効果の大幅増強、マイクロロン被膜の耐熱性強化などが自慢のポイント。
8oz.11,550円/16oz.19,950円/32oz.36,750円(各税込)

Microlon Metal Treatment Liquid
エンジン内部を摩擦、摩耗から守る表面処理剤。金属面にマイクロロン樹脂の極薄い膜を形成、摩耗、摩擦を軽減。エンジン騒音を防ぎ、燃料やオイルの消費も軽減する。
8oz.6,300円/16oz.10,500円/32oz.18,900円(各税込)

photo: ORM編集部 text: Gao Nishikawa
special thanks:
アピオ株式会社
tel: 0467-79-3732
www.apio.jp
マイクロロンに関するお問合せ:
株式会社協和興材
03-3929-8581
www.microlon.co.jp

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