バイク・クルマ好きの大工がガレージづくりをはじめて14年。地元静岡はもとより、北海道から九州まで、気づけば500棟以上のガレージを製作、据え置き型のバイクガレージと言えばまず『ダイナオ』の名前が挙がるまでになった。その施工実績を拝見しながら、代表の大石博和さんにお話を伺った。
「先日北海道まで納品に伺いました。運搬・設置費用だけでもかなりのものになってしまうのに、僕たちのガレージを選んで頂いた。とてもありがたいことですし、強いやりがいを感じます。」そう話すのは、静岡県磐田市に本社を置くダイナオガレージファクトリー代表の大石博和さん。
筆者と大石さんとのお付き合いは、同社がガレージづくりをはじめて間もない頃からだから、その成長過程は折々で見聞きしていた。
「大工の仕事をしながらも、バイク、クルマに関わる仕事がしたかった。ガレージのお客様も、バイクやクルマが好きな方ばかり。同じ趣味趣向の方に喜んで頂きたい、そんな思いでガレージづくりをしています。お届けしたときに笑顔で『ありがとう!』と言って頂けることが、前に進む原動力になっているのです。」と大石さん。同じモノづくりに携わる者として共感できるエピソードだ。
ダイナオの仕事は、顧客とのコミュニケーションから設計、製作、納品・設置に至るまでの全てが、実に緻密で丁寧。そして大石さん自身が、バイク・クルマ、そして人が好きだからこそ、「お客様とその愛車によく似合う、カッコいいガレージをつくりたい。」という思いが、完成したガレージからにじみ出ているのだ。
実際にこれまで複数のユーザーを訪ねて取材させて頂いたが、すべての顧客がガレージの現物や写真を見て、大石さんの人柄に触れて、迷うことなくダイナオのガレージを選んだという。そして納品された自分専用のガレージに、とても満足している様子だった。据え置き型のオーダーメイド・バイクガレージ製作・設置件数、国内ナンバーワン。その実績は、顧客の笑顔の数に比例する。一棟ずつ思いを込めてつくるガレージ。それがダイナオのバイクガレージの魅力の神髄なのである。
このページでご紹介しているのは、すべて顧客のもとに設置されたダイナオ製のガレージ。収納されるバイクのタイプは様々だが、オーナーやご家族の姿から、等しくその満足度が伝わってくる。
「大切な愛車を納めるガレージだから、丈夫で長持ちするのはもちろん、カッコいい方がいい。」が、大石さんのモットー。その考えをベースに、顧客の要望や条件にあわせて一棟ずつ設計、骨格から手作りする。今や全国に数多くのダイナオ製ガレージが設置されているが、すべてが唯一無二。その存在感も顧客の高い満足度を支える大切な要素。サイズはもちろん、外装・内装の仕様やカラー、照明などの設備まで、細かくカスタムオーダできるのも嬉しいポイントだ。
text: Gao Nishikawa
大石博和さん
ダイナオガレージファクトリー代表の大石さんは、故郷である静岡で大工としてキャリアをスタート。
ハーレーに乗り始めたのがきっかけで、一棟の据え置き型バイクガレージをつくったのが、今のビジネスのスタート地点。
愛車はハーレーダビッドソン・ストリートグライド、フォード・エクスカージョンなど。
ダイナオガレージファクトリー
静岡県磐田市福田3101-1
tel: 0538-55-6655
http://dainao.net
photo: Dainao Garage Factory, Gao Nishikawa