モーターサイクルガレージのオーソリティー、ダイナオガレージファクトリーが、新たな展開としてカーゴトレーラーの輸入販売を開始する。今回はアメリカからやってきた一台目をご紹介しよう。
Wheel Junkieにとって最高のガレージとは何かを追求、製作・提供しているダイナオガレージファクトリー(以下DGF)。代表の大石博和氏はかねてからアメリカでポピュラーな存在であるカーゴトレーラーに注目していた。そこでまず自ら牽引免許を取得、日本にマッチする車種を厳選、いよいよその輸入販売を開始することとした。はじめの一歩としてオーダーしていたアメリカ製のトレーラーが海を越えてやってきた。今回は届いたばかりの一台をご紹介する。
導入に際して検討を重ね、スタイルやサイズバリエーション、価格など全てにおいて魅力的なHaulmark社製を選択。同社のカーゴ・トレーラーの中ではコンパクトだというが、幅2,336/長さ4,876/高さ2,387mm、大石氏の愛車ダッジ・ラムにも負けない堂々たる存在感だ。フルフラットなフロア、スロープを兼ねる頑丈なドアを生かして、オフロードモーターサイクルなら4~5台、ハーレーのツーリングモデルでも2台は楽々積載できそう。
頑丈なリアゲートの開閉は意外にも軽く、スロープもゆるやかだ。
室内高は1,850mm以上。モーターサイクル等の積み降ろし、トレーラーの中での立ち作業も楽々。
右サイドにはドアが備えられ、ちょっとしたモノの出し入れにも便利。キャンパーとして使うにも重宝しそうだ。
トレーラーであっても、日本の法規にあわせたアレンジは必須。登録するにはクルマ同様、マーカーと呼ばれるアメリカらしい各種灯火類も取り外さなければならない。使い勝手の面で手を加えたい部分もある。質実剛健な内装には、モーターサイクルをカッコよく積載するための各種モディファイを加える予定。またフロントジャック(トレーラーを単体で据え置き、移動するための車輪付きジャッキ)もより扱いやすく加工するという。
「内装はもちろん、外観の仕上げも好みや用途にあわせて様々なアレンジが可能です。ガレージ同様、自由な発想で楽しみたいですね」と大石氏は目を輝かせた。「2013年初夏の販売開始を目指し、この黒い一台をDGFの『コマーシャル・トレーラー』としてクールに仕上げます。近日中の完成を楽しみにしていて下さい!」
ガレージのオーソリティーが新たに提案するカーゴ・トレーラーのあるライフスタイル。この箱に、サイズを超えたワクワクを詰め込んで出かけてみたいものだ。
Haulmark "Model Transport 6'Wide. TST6×12DS2"
SPECIFICATIONS
★全体サイズ:全幅2336×長さ4876(トゥバー含む)×高さ2387mm
★箱外寸: 幅1828×長さ3931×高さ2387mm
★箱内寸:幅1727×長さ3810×高さ1854mm
★ヒッチボールサイズ/高さ:2インチ/16インチ
車両重量:567kg
販売予定価格:1,980,000円(税込)
クルマとの接続をになうトウバーに装備されるジャッキは手動で伸縮。トレーラー単体で据え置く場合は伸ばしてスタンドとし、走行時は収納しておく。
ダイナオの主力商品はモーターサイクルガレージD-styleシリーズ。この山形屋根の「THE HANGAR(格納庫)」が人気上昇中。サイズオーダーも可能。
ダイナオガレージファクトリー
静岡県磐田市福田3101-1
0538-55-6655
http://www.dainao.net