5月25日から28日、ドイツのニュルブルクリンクサーキットで行われるツーリングカーによる耐久レース、ニュルブルクリンク24時間レースに、スバルの新型WRX STIベースのマシンが今年も参戦する。
ドイツ・プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクリンクサーキットで開催される伝統のツーリングカー耐久レース、ニュルブルクリンク24時間レース。スバルは参戦10年目、3年連続のクラス優勝を目指し、今年もこのレースに参戦。マシン、レースのオペレーションはスバルのモータースポーツ統括会社であるSTI(スバルテクニカインターナショナル)が行い、全国から選抜された6名の販売店メカニックがレースをサポートする。
欧州有力メーカーが多数参戦する2リッター以下のターボエンジン搭載車クラス"SP3T"に参戦。2017年5月に発表したばかりの新型 WRX STI をベースに作り上げたマシンは、エンジン出力の向上、パドルシフトの採用、トランスミッションの改良を施し、シャシージオメトリーの最適化、剛性バランスの改善、車体の軽量化、慣性モーメントの低減、フロントダウンフォースの向上なども行い、ベース車の「速く」かつ「意のままに操る」基本性能を極限にまで高められているという。
チーム監督はSTIの菅谷重雄。ドライバーは、昨年までの2連覇のメンバーである、カルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、マルセル・ラッセー(ドイツ)、ティム・シュリック(ドイツ)、そして山内英輝。
世界中のツーリングカーがその性能を証明するためのステージとしても有名なサーキット、通称"ニュル"。このレースは言わばツーリングカーのワールドカップ。ここでのスバル車の健闘を祈りたい。
レースの詳しい情報は、下記のスバル・モータースポーツマガジン内、ニュルブルクリンク24時間レース特設ページをご参照のこと。
www.subaru-msm.com/2017/nbr/
text: Gao Nishikawa
photo: Copyright © STI