約200脚の新品レカロシートを揃え、全てのラインナップに座ってその違いを体感、自分に最適な一脚を選ぶことができるショップが横浜にある。
関東圏はもちろん、全国から顧客が訪れるという“ASM YOKOHAMA”を訪ね、総合プロデューザーの金山新一郎さんにお話をうかがった。
「かつて高級品であるレカロシートはカー用品店では座ることも触れることも許されませんでした。装着されたクルマに乗ってみて、その素晴らしさを体感すると一層『お店で試せればいいのに…。』思うようになりまた。それを具現化したのが“ASM”です。」と言うのは、立ち上げからこのショップをプロデュースしている金山さんだ。
レカロとは多数の名車に標準採用されるなどして世界的にその名を知られた、ドイツ生まれの自動車用シート製造メーカーの名称だ。
ASMはオートバックスグループの直営店として2005年にオープン。
当初からレカロシートの全ラインナップを揃え、座ってその違いを体感でき、取り付けを行うピットも完備。
このコンセプトが人気を集め、今ではオートバックスでもレカロを座って試せる店舗が多数あるという。
レカロシートは現在、レース用の本格的なものから座り心地の良さを突き詰めた「コンフォート&メディカル」まで幅広いラインナップをもつ。
「スポーツ走行だけでなく、疲労軽減や腰痛対策など、ドライバーの健康のためにも、いいシートをお試しいただきたい。長時間ドライブする方のお車にレカロを装着する例も増えています。」
実際にASMで装着する車両の7割ほどが、人気の軽自動車やSUV、ハイブリッド車やEVなど"普通のクルマ"であり、トラックやキャンピングカーなどへの装着も多いという。
上の写真は、レカロシートについて丁寧にご説明くださったASMプロデューサーの金山さん。
「ASMはレカロのほか、ホンダS2000の専門店としての顔も持っています。どちらも僕の大好きなもの。当店オリジナルアイテムを含め、自信を持ってお勧めできるモノだけを集めています。」と金山さん。
レカロを装着したS2000のタイムアタック用マシンも店内で目を引く存在だ。
筆者も金山さんのアドバイスのもと座り比べをさせて頂き、レカロシートの素晴らしさを再確認した。
愛車のシートに満足できない読者貴兄は、ASMで座り比べをしてみてはいかがだろう。
ASM YOKOHAMA
神奈川県横浜市中区新山下二丁目4-7
045-629-0905
https://autobacs-asm.com
動画は本誌取材時に撮影されたもの。
企画制作はエアロパーツメーカーのDAMD。出演はASM金山さん、DAMD ClipのSHOGOことDAMD代表、面高翔吾さん、そしてオンザロードマガジンのGAOニシカワ。オンザロードマガジンの誌面やWEBサイトとは違った角度からのレポートをお楽しみいただきたい。
photo&text: Gao Nishikawa
動画企画制作: DAMD INC.