ダイナオガレージファクトリーの仕事/若きオートレーサーのガレージ

モーターサイクルガレージ・メーカーの雄、ダイナオガレージファクトリーの大石博和氏が手がけた若きオートレーサーの大型ガレージをご紹介!

オートレーサー佐藤貴也選手は、1985年静岡生まれの28歳。04年7月に選手登録、浜松オートの29期生だ。
「父が競艇選手だったので、子供の頃から公営競技に興味がありました。父の知り合いのオートレーサーの誘いもあり、この道へと進みました」
佐藤選手を語る上で忘れてならないのは、幼い頃アメリカで受けたカルチャーショック、そして留学の経験だ。
「小学生の頃、アメリカに住んでいた親戚の家に遊びに行った時、現地の小学校を見学させてもらいました。そこが凄く楽しそうで、自分もこんな学校に行きたいな、と思ったのです」
その後、中、高校と合わせて5年間、ロサンゼルスとアリゾナで生活、様々な刺激をうけることになる。現在の愛車であるフォード マスタングも留学中に街角で見かけ憧れ続けたクルマだ。次の愛車として狙いを定めているのも、同じシルエットを持ちながらよりハイパワーなシェルビーGT500なのだと言う。
「乗り物全般が好きで、実はハーレーにも興味があります。しかし、今は近所を軽快に走れるバイクがいいと思って、DUCATIのハイパーモタードとホンダのエイプを所有しています」


ガレージの中はまさに男の城。葉巻やリカー、お気に入りの雑貨もディスプレイとして雰囲気作りに貢献している。

アメリカンカルチャーの代表格、スケートボードにも夢中で、オートレースで乗る愛機にも「スケートラブ」と名付けてしまうほど。

佐藤貴也選手はレースを始めて今年で9年。現行ランクはAランクで、通算優勝回数8回を誇る。

マスタングとモーターサイクルが余裕をもって納められ、さらに友達と楽しめる場所が欲しくて大型ガレージを建てることを決めたという。
「ダイナオガレージファクトリーのことは、クルマでショールームの前を通るたびに気になっていました。大石さんにお会いしてみて、その人となり、それに乗っているクルマを見て、『この人のセンスなら大丈夫。きっとカッコいいガレージ作ってくれるに違いない!』と思いました」
佐藤選手の思惑通りに出来上がったガレージは、気のおけない友人たちが集う拠点になっている。
「僕がいなくても、勝手にくつろいでいるヤツもいるほどです(笑)」
仲間が何人か集まればバーベキューパーティーを催すなど、まさにアメリカンな休日を過ごす場所としての役割も果たしている。
「夢だったガレージを手に入れて、オフもますます充実しています。大石さんには本当に感謝しています!」


据え置き型モーターサイクルガレージ同様、外装をガルバリウム鋼板で仕上げられたシンプルなD-Style(ダイナオ・スタイル)ガレージ。シャッターではなくアメリカ式のオーバードアを採用した点も佐藤氏のこだわり。

ダイナオガレージファクトリー
静岡県磐田市福田3101-1
tel: 0538-55-6655
http://www.dainao.net

photo&text: ORM編集部

Related article

関連記事