「主人がバイクいじりのためにガレージを建てるというので、その片隅で営業をはじめるつもりでしたが、自分でディスプレイを考え、床を貼ったりしながらドンドン夢が膨らんでいき、勢いでガレージ全部をお店にしちゃったんです(笑)」と金沢さんは屈託なく笑った。
「カフェもやってみたいし、とにかくカタにはまらない、楽しい秘密基地みたいな空間にしたい」という。実際、店内に飾られたToy StoryやM&M'Sなどのキャラクター雑貨をはじめ、たくさんのアメリカン・プロダクツも、そのほとんどは商品。すでに雑貨店の顔ももっている。
「ファストフード店みたいにカジュアル、小さなお子さん連れのお母さんも大歓迎というのがコンセプト。ガレージの間口の広さそのまま、敷居の低さが自慢の『ネイル・ガレージ』です!」
ネイル・サロンだが、一緒に来た友人や家族も楽しめるように、雑貨ショップの顔ももつ。
アメリカンテイストを中心に、人気のキャラクターやブランドが楽し雰囲気作りに一役かっている。
移住前に仙台に友人知人がいたわけではないのに、住宅地の真ん中に建つここには短期間のうちに口コミで高校生からお年寄りまで、たくさんのお客様が訪れるようになったという。それは金沢さんの飾らない人柄とガレージを店舗にするというセンスに負うところが大きいのだと思う。
「ガレージを建て、そこでお店を始めて人生が変わりました!」という金沢さんは、今やかけがえのないビジネス・パートナーである店長の松本さんとともに「とにかく楽しいです!」と何度も言った。
「ここでもっと頑張って、次の夢は観音開きのワーゲンバスを手に入れて移動ネイル・ガレージをやることです!」と目を輝かせる。
「来店されたお客様にお礼のお手紙を書くようなつもりでアップしている」というブログも必見だ。
photo & text: ORM編集部
special thanks:
Nail Garage CANDY BASE
candy-base@willcom.com