今さら聞けない、ダイナオガレージファクトリーって何?

昨今何かと話題のガレージ。中でも輸入車を含む大型バイク人気のお陰か、バイクガレージの周辺が騒がしい。据え置き型バイクガレージと言えば名前が挙がる、いつも話題の中心にいるのがDGF、ダイナオガレージファクトリーだ。

DGF: ダイナオガレージファクトリーとは?

 静岡県掛川市に生まれ育ったベテラン大工、大石博和さんが立ち上げた、据え置き型ガレージのブランド、それがDGF: ダイナオガレージファクトリー。
 バイク・クルマ好きの大石さんが、プロの大工として、そしてひとりのバイク好きとして、大切なバイクをカッコよく収納・安全に保管するためにはどうしたらいいのかを考え抜き、たどり着いたのが『D-styleガレージ』と呼ばれる、DGF独自の据え置き型バイクガレージだ。

 ’03年のスタート以来、バイク好きをはじめ、日本中の趣味人たちの夢を実現すべく、ひとつひとつ丹念に製作。現在までに500棟以上を自ら陸送、設置してきた。そのエリアは、地元の静岡・東海だけでなく、九州から四国、関東・東北、そして北海道に至るまで、日本全国。  
「バイク好きとその愛車のために、唯一無二のバイクガレージをお届けたい。夢=『愛車とガレージとともにある人生』の実現のお手伝いがしたい。お客様の笑顔が見たい。」そんな思いを原動力に、日々ガレージを作り続けてきた。
 バイク好きが、バイク好きのために心を込めて作る。それがDGFのバイクガレージ作りの基本理念なのである。

DGF: 仕様へのこだわり。
 ’03年に据え置き型バイクガレージを初めて製作して以来、DGFがこだわってきたのが据え置き型バイクガレージならではの『仕様』。 ここでは、頑丈・長持ちなDGF製ガレージの骨格についてご説明しよう。
 大切なバイクはもちろん、ツールボックスなども収納するガレージ。しかし、ハーレーダビッドソンをはじめとした大型バイクや、工具満載のツールボックスはとても重い。使用してゆくうちに壁や床が歪んでしまっては一大事だ。
 そこでDGFがこだわっているのが、スチール製の骨格。高強度の75ミリ角鋼管を、サイズに合わせて切り出し、一棟ずつ溶接とボルト止めで組み上げる。内外装を張ってしまえば見えなくなってしまう部分であり、製作にも多くの手間・工程を要する。しかし、この頑丈な骨格が、例えば輸送・設置や、設置後の移動時にクレーンで吊り上げてもびくともしない強度の基本となっているのだ。
 床には天井や壁よりも多くの角鋼管が仕込まれており、上から張られた28ミリの構造合板とともに重量物を受け止める。
 心を込めて製作、納品したガレージが、ユーザーのもとで末永く愛されるように…。カッコいい外観や内装だけでなく、耐久性にも妥協しない。これがDGFのやり方だ。

DGFのwebサイトfacebookにもご注目頂きたい。

“The Hanger”
D-styleガレージのスタンダード・バージョンType Basic(タイプ・ベーシック)の機能性はそのままに、格納庫をイメージしたシルエットをまとったのがThe Hangar(ザ・ハンガー)。外装材にリベットのように規則正しく打ち込まれたスクリューも特徴、個性的な外観が人気だ。

“Type Basic Flat”
今人気ナンバーワン、The Hangar(ザ・ハンガー)と同じ平らなガルバリウム鋼板をまとったType Basic Flat(タイプ・ベーシック・フラット)。画像は、“タイプ・ベーシックフラット”にオーバードアを装着したカスタム例。

DGF代表の大石博和さんは、地元掛川に生まれ育ったベテラン大工。クルマ、バイク好きが嵩じてDGFブランドを立ち上げた2003年より、ガレージづくりが仕事のメインになっている。

DGFのD-styleバイクガレージは全てサイズオーダー可能。大石さん自身がユーザーの要望を詳細にヒアリング、スタッフとともに一棟ずつ丁寧に製作、納品している。

<会社情報>
ダイナオガレージファクトリー
静岡県磐田市福田3101-1
営業時間:月〜金曜日 9:00〜18:00
TEL: 0538-55-6655

http://dainao.net

photo: DAINAO/Gao Nishikawa
text: Gao Nishikawa

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