長野県上田市にオープンしたガレージのモデルハウスデザインコンクリートと特殊塗装の妙技に触れる!

この夏、新しいガレージのモデルハウスが完成したという情報を入手し、長野県上田市にオープンした、アクロスホーム株式会社の"LIFE STYLE VILLAGE 上田小島 LOAFER"モデルハウスにお邪魔した。


 乗り物を愛する読者なら誰もが憧れるであろう大きなガレージ。そこはクルマを収納するためだけのスペースではなく、愛車とともに、あるいは家族や仲間たちと過ごすくつろぎの空間でもあって欲しい。だから大きいだけじゃなく、居心地のいい場所にしたい。
 クルマと大型バイクがそれぞれ2台ずつ楽に収納でき、ツールボックスやシェルフ、ワークテーブルも置けるであろう、充分な広さを誇るのが、アクロスホーム株式会社が上田市内に完成させたガレージ・モデルハウスだ。駆体は同じ長野県にある株式会社グリーンベルのキットガレージ、電動オーバードアーは金剛産業株式会社の製品が採用されている。そしてこのガーレージのさらなる見せ場が、インテリア、壁面や床面の仕上げだ。本誌でも何度かご紹介した石川県の株式会社カントリーベースが、持てる技術を総動員、アクロスホームのスタッフとともに手がけたデザインコンクリートと特殊塗装を駆使した仕上がりは圧巻だ。電動シャッターが開くと目に飛び込んでくるのは床面に鮮やかに浮かび上がるルート66のロードサイン。コンクリートを使ったステンシルの一種、MPC(マイクロトッピング)と呼ばれる技術が使われており、塗装と比べ摩擦に強く、剥離や色落ちの心配も最小限だという。突き当たりの壁面にはデザインコンクリートによる造形と、特殊塗装で見事なレンガのテクスチャーを再現。表面にステンシルされたACROSS HOMEのロゴの入れ方が、アメリカの片田舎にある倉庫のよう。向かって左は、新品の建材を特殊塗装でヴィンテージウッドに加工して作り上げた壁面。右の壁は天然素材にこだわった内装塗り壁材"Ayu-mの壁"の上に、パティネと呼ばれる特殊塗装でコンクリートのような質感を再現している。
 サイズや外観にこだわってガレージを作ったが、さて内装はどうやったらお洒落になるのだろう?このガレージ・モデルハウスには、そんなお悩みを解決するヒントがたくさん詰まっている。長野県近郊でガレージに興味をお持ちの貴兄は、是非一度アクロスホームのモデルハウスを訪ねてみてはいかがだろう。

アクロスホームの田中克明代表が自ら入手した旧い消火栓が、デザインコンクリートのレンガ壁によく似合う。

特殊塗装で見事に仕上げられたレンガとヴィンテージウッドの壁面も絶妙のコンビネーション。

広々としたガレージの正面には、旧いアメリカの倉庫の壁面に見られるような、いい雰囲気のステンシル文字が。

パティネ塗装でコンクリートのような質感を再現した壁面。黒板もいいアクセントになっている。


(下の写真:左・中)アクロスホームの"LIFE STYLE VILLAGE 上田小島 LOAFER"モデルハウス内に完成したガレージの外観。駆体は(株)グリーンベル製、電動オーバードアーは金剛産業(株)製だ。

(下の写真:右)アクロスホームの皆さん。
アクロスホーム株式会社
"LIFE STYLE VILLAGE 上田小島 LOAFER"
モデルハウス
長野県上田市小島294-3
tel:0268-75-8730
http://www.across-home.com


デザインコンクリートと特殊塗装についてのお問合せ、ご相談は、カントリーベースへ。
株式会社カントリーベース
石川県金沢市駅西本町4-1-17
tel:076-232-7710
http://www.country-base.com

photo&text: Gao Nishikawa
取材協力:株式会社カントリーベース(076-232-7710 http://www.country-base.com/

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