ハーレーダビッドソンのロードグライドをはじめ、複数台のモーターサイクルを所有するエンスージアスト。中村義則さんは「限られたスペースを有効活用したい!」そんな思いでガレージのリフォームを敢行した。
東京在住の中村義則さんのご自宅にはもともとガレージがあったが、中村さんも2人の息子さんも皆モーターサイクルフリーク。ガレージの中は4台のハーレーをはじめ、家族の人数よりも多くのモーターサイクルで一杯になってしまっていた。
「愛車のフォード・エクスプローラーも入れたいし、思い切ってガレージスペースのリフォームを決意しました。それでもサイドカーもあるし、よほど工夫しないと全部は入らない。うまく納める方法はないかといろいろ探していたら、moto CUBICというバイクガレージと出会ったのです」
扉を閉めた状態だとまるで備え付けのロッカーのよう。大型モーターサイクルが納められているガレージには見えない。
扉を開くと中村さんの愛車が姿をあらわす。回転するスライドベースにより、出し入れは楽々。ヘルメットやモーターサイクルジャケットなどのエクイップメントも一緒に収納している。奥のmoto CUBICには息子さんのスポーツスターが。その他にサイドカーやもう一台のスポーツスター、モンキーなども。
設置時の様子。東亜製作所の光岡社長(右)自ら運搬、設置を行う。テキパキと作業を進め、2つのガレージを短時間で納めてしまった。
東亜製作所が製作・販売しているmoto CUBICは、90度まで回転するスライドベースにより侵入角度を任意に調節できるので、狭い場所でも設置・使用が可能。サイズもオリジナルの中村家仕様で製作してもらい、はじめから備え付けてあったかのように、3本の太い柱の間にピッタリと収まった。
東亜製作所の光岡社長も
「屋内ガレージに2台のmoto CUBICを併設したのは初めてですが、予想以上にうまく納まりましたね」と満足げ。
「理想通り、いやそれ以上です。限られたスペースを有効活用できますし、雑然としがちなガレージがすっきりと仕上がりました。大変満足です!」と中村さんもご満悦だ。
ご自宅にもホビースペースを作った。愛車のモトグッツィを置き、壁にはハーレーダビッドソン100周年記念の絵画を飾っている。カフェテーブルや大型のプロジェクターも設置してあり、家族や友人たちの憩いの場となっている。
奥様が経営する三鷹市の「コユズカフェ」は、犬とハーレーのグッズでいっぱい。直輸入のハーレーダビッドソン・オリジナルブレンドコーヒーも提供している。
photo: Gao Nishikawa
text: ORM編集部
spcial thanks:
コユズカフェ
tel: 0422-31-4944
営業時間:11:00~18:00
定休日:木曜日、隔週土曜日
取材協力:
東出明建築設計事務所(045-241-5750)
有限会社松岡工房(03-5930-8100 www.matsuokakoubou.com)
株式会社東亜製作所(www.motocubic.co.jp)