インタビュー:飛ばさなくても楽しいのがアメリカ車。長谷川 健司(ハセガワ・ケンジ/オリオンエース代表)

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KENJI HASEGAWA from ORION ACE

60~70年代のピックアップなど、四角いアメリカ車に惹かれていて、別のクルマ目当てに出かけたショップでこの72年のブロンコに一目惚れ。入手したばかりだという、オリオンエース代表の長谷川健司さんを訪ねた。


サックスブルーのフォード・ブロンコ、1972年製の『アーリーブロンコ』で颯爽と登場してくれたのは、公私ともアメリカンなライフスタイルを貫く長谷川健司さん。
インディアンやクレイスミス、ジャムズゴールドといったライダーの為のアパレル、雑貨を世に送り出している株式会社オリオンエースの代表を務める長谷川さんは、この他にハーレーダビッドソン・スポーツスターと、ソフテイルを所有。
営業車としてはシボレーHHR、フォード・エコノラインを使用、どちらも「広告宣伝の一環として」という大義のもと導入、オリジナルカラーにペイントし、社名やブランド名がカッコよくレタリングされている。
これらからくる強面な印象とは裏腹に、長谷川さんは極めて温厚で自然体な人物。
「大リーグが好きでその文化に関心を持ったのですが、とにかく強くて大きいエンターテインメントの国、正直に言うと、アメリカにはかなわないな~って思っちゃうんですよね~。」と柔らかい物腰で語ってくれた。
速いバイクにも乗ったが、ハーレーと出会って、「飛ばさなくても楽しいのがいいな~と思いました。実は飛ばすのがあまり好きじゃなかったので。」と笑う。

間もなく創業10周年、今後のテーマはオン・オフのメリハリだと言う。
「愛車に乗ってゆったり流していると、新しい商品のアイデアが湧いてくる。しっかりオフをとるのは難しいけれど、楽しみながら仕事をしていきたいですね。」
そんな長谷川さんのフィルターを通して発信されるポジティブなアメリカンカルチャーが、これからも我々に笑顔を届けてくれることだろう。

長年の愛車、883ccのハーレーダビッドソンスポーツスター。

会社名であるオリオンエースのロゴがパネルにレタリングされた、カラフルなフォード・エコノラインは導入から7年目。このクルマでスタッフとともに各地のイベントに出店もする。

最近はもっぱらエボリューションエンジンのソフテイルでツーリングに出かける。カスタムは八王子のブラッククロームの手による。

手に入れたばかりのアーリブロンコをドライブしご満悦の長谷川さん。愛車でのんびり走っていると、いいアイデアが生まれてくると言う。


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自らが企画しているアパレル群。流通しているのは主にバイク用品店だが、「アメカジアイテムとして、日常の中でのカッコ良さを意識してデザインしています。」と長谷川さん。

photo&text: Gao Nishikawa / special thanks: ORION ACE (http://www.orionace.com

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