RoadTrip63 presents カリフォルニアのルート66をロードトリップする。

デザイナーの発想の原点にあるのはアメリカンロードトリップ。
そんなブランド、RoadTrip63とともに、古き佳き時代の面影をたずね、マザーロードと呼ばれる道を旅した。

 イラストレーター、デザイナー、そして本誌編集長をつとめるGAOニシカワが立ち上げ、コンセプトワークからデザイン、製品化までのすべてを手がける、『ロードトリップ63』。
その発想の原点には、バイクによるアメリカ横断や、ルート66全行程走破などのロードトリップを通して、見たもの、経験したこと、そして感じたものが息づいている。
 今回、既にリリースしているレザージャケットやTシャツ、そして新たに描きおろしたイラストをプリントしたTシャツとともに、アメリカ人が愛してやまず、親しみを込めてマザーロードと呼ぶルートを、ロードトリップした。

コーヒー、ツーエッグスにベーコンとハッシュブラウン、そしてパンケーキから、旅が始まる。
青空のもと、ロードトリップの途上のさまざまな発見。歴史の経過を感じる路傍の景色の、ひとつひとつが愛おしい。


FREEDOM & PEACE
自由と平和について。ではなくレザージャケットのお話し。鎧のようなジャケットは、身が引き締まって『バイクに乗るゾ!』という心構えができる。それはそれで気持ちがいい。でも、年月とともに趣味趣向は変化する。毎日バイクに乗るわけでもない。でもレザージャケットは着たい。そこで自由に動けて、笑みを浮かべながらクルマの運転さえできるような一着が欲しくなるのである。

RoadTrip63
ロゴは大切だ。ブランドを立ち上げる際には、だからロゴ制作を尊敬する先輩にお願いした。このブランドを大切に育てて行くことが、先輩への一番の恩返しだと、勝手に思っている。(special thanks: Tomi Tsukada)


CAMPER
ピックアップトラックの荷台に、箱形の居住スペースを載せてキャンピングカーにしてしまう。何とも単純で素敵な発想、そう思うのは僕だけじゃないハズ。現代のキャンパーじゃなくて、60年代のピックアップにボディカラーをあわせたシェルを載せて、ナショナルパークにロードトリップ。ウーン、やってみたい!



SPARROWHAWK
東京の話で恐縮だが、この夏、拾ったヒナを親鳥に返してあげた。人助けならぬ鳥助け。鷹の一種でツミという猛禽類だった。可愛いヒナがあっという間に精悍な姿に成長、華麗に飛び回っている。その一部始終を見届けて、気づいたらイラストを描いていた。まともに鳥を描くのは、初めてだと思う。


STENCIL
ミリタリーのイメージが強いが、ステンシルは、アメリカではごく一般的。アスファルトに描かれたルート66のサインだってステンシルなのである。


RV PARK
田舎のロードサイドで見かけるRVパークの看板。山や森、湖でもなく、川も流れていないような場所にもある。だだっ広い駐車場みたいなところに、古ぼけたキャンパーがポツリポツリと停まってたりすると、彼らはここに住んでるのか?と思ってしまう。


CANVAS BAG
鞄が好きだ。荷物をコンパクトにまとめるのが苦手なので、なんでも放り込めるトートバッグは必需品。エコバッグみたいなペラペラはダメ。ガッツリした帆布製が最高。ひと味違うのが欲しくって、アメリカで手に入れたファブリックを工房に持ち込んで、作ってもらったら、すこぶる評判がいい。まだ手元に残っている生地で、何本かずつ作ってみようと画策中だ。(製作協力:横濱帆布鞄)


ROADTRIP WAGON
今、60年代のアメリカのデザインが気になる。パッセンジャーカーならば、ちょっとコンパクトなセダンやワゴンがいい。実はチューニングしたV8サウンドが大好きだけど、ロードトリップには間違いなくストックがいいんだろうな。


RIDE FREE!
夏のカリフォルニアといえども、朝晩は羽織るものが欲しくなる。そんな時、僕は好んでフロントジップのスウェットを身につける。お気に入りはどれも、ちょっとやれたボディに気の利いたメッセージのプリントが入っている。


NEED GAS!
50年代のガソリンポンプに見られる、柔らかい曲面と丁寧なペイント。効率最優先の現代の生産技術ではなし得ない魅力的なデザインに惹かれるのだ。


お知らせ
ここでご紹介したアイテムをはじめ、"RoadTrip63"の世界観をご覧頂くために、12月4日(日)開催の『ヨコハマ・ホットロッドカスタムショー』に”RoadTrip63”としてブース出展することに。
スウェットやTシャツの他、オリジナル製作の雑貨、ガレージ、インテリアアイテムも展示・販売する。
当日はプロデューサーのGAO NISHIKAWAも常駐。
開催場所は横浜・みなとみらい地区にあるパシフィコ横浜。
詳しい情報はイベントのオフィシャルサイトをご参照のこと。
http://yokohamahotrodcustomshow.com/


photo: Kenny Nakajima, Gao Nishikawa
text: Gao Nishikawa
special thanks: Hirokazu Oishi(Dainao Garage Factory)

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