RoadTrip63『好きなもの、欲しいものをつくる。』

僕、GAOニシカワがプロデュース、レザージャケットやTシャツをはじめ、ガレージアイテムなどさまざまな展開を行っているライフスタイルブランド"RoadTrip63"。いったい何を思ってこれを立ち上げたのかを、今あらためて書き記しておこうと思う。まずは、僕のバックボーンからお話ししよう

 美術大学を出て足掛け14年、企業に勤めデザイナーやプランナーとして、スポーツ用品やキャラクターグッズをつくってきた。キャリアの途中で仕事のツールが『ペンとマーカー』から『マウスとモニター』に変わり、絵を描くことが少なくなった。その反動からか、趣味でイラストを描き始めた。モチーフはアメリカのクルマや風景。当時はそれ、すなわち絵を描くことが仕事のひとつになるなんて思ってもいなかった。

 僕が好きなもの。バイク、クルマ、自転車、旅、アウトドア、Tシャツやレザージャケット。美大では家具づくりを学んでいたので、インテリアや雑貨も大好きだ。そして『ものづくり』が好きだ。オンザロードマガジンも『自分の雑誌がつくりたい。』という単純な発想から生まれたのだ。

 “RoadTrip63”ブランドもそんな僕のものづくりに対する欲求からはじまった。ジャンルにとらわれず、好きなもの、欲しいものをつくって、自分で身につける、使う。それが嬉しいのだ。「これ、いいね!」と思ってくれる人が自分以外にもいてくれたら、なお嬉しい。商売上手ではないので、たくさんつくってたくさん売るなどということは、今の僕の力量では難しい。だから今のところ、どれも少量生産(一部はワンオフ)だ。このままでよし、とは思っていないが。

 メーカー勤務時代は、ブランドのコンセプトを考え、ロゴを決めて商標登録、そのブランドに相応しい商品を企画・開発・デザインするのが仕事だった。だから『アメリカンロードトリップ』をテーマに“RoadTrip63”という名前を決めて、すぐに自分で商標登録の手続きを行った。初めてとはいえ、ブランドを名乗る以上は、それを公な存在にしたかった。「なぜブランド名も“ON THE ROAD”にしないのか?」と聞かれることがある。答えは単純、僕にとっては、オンザロードはフリーペーパーの名前以外の何ものでもないからだ。

 こんなストーリーや思いがあって生まれた“RoadTrip63”。コンセプトはずっと「僕が好きなもの、欲しいものをつくる。」であり続けると思う。

 今回このページではスウエットパーカのプリント工程をご披露している。僕自身が工場にも足を運んで、ものづくりをプロセスまで含めて楽しみながら、“RoadTrip63”というブランドを育んでいることをお伝えしたかったからだ。もし興味を持って頂けたなら、webサイトやオンザロードマガジンをチェックして頂きたい。

RoadTrip63オフィシャルサイト

http://www.roadtrip63.com

Tシャツやパーカのプリントは、国内の職人によって、一枚一枚丁寧に行われている。簡単に見えるが、僕のワガママなデザイン(細いケイ線など)を再現するのには、高い技術とノウハウが必要。その工程をご披露しよう。

<上写真・上段>プリントの版は、常にキレイな状態に保たれている。細かいデザインを安定的に再現するためには、印刷中でも版のクリーニングを行うことも。

<上写真・下段>製品台とか回転台と呼ばれる、粘着性をもたせたテーブルの上にボデイを固定。版ズレを防止する。

<上・左>版の上にインクをのせて、ボディの上にセット。スキージと呼ばれる幅広いヘラ状のツールを使ってプリントする。

<上・右上>インディゴブルーのボディカラーが透けないよう、複数回プリントする。刷ってドライヤーで中間乾燥してという作業を繰り返す。多色プリントも同じ方法だ。

<上・右下>プリントが完了したら、ベーキングと呼ばれる最終工程。ドーム乾燥機のベルトコンベアに製品を載せ、90120秒、移動させながらインクを乾燥定着させる。

完成したステンシルパーカをアメリカに持参、実際にロードトリップしながら、カリフォルニアの空の下で撮影。ここまで含めてが僕のものづくりへのこだわりだ。RT63ロゴの下に入る、“Ride Free”はロードトリップするライダーやドライバーの合い言葉だ。photo by: Kenny Nakajima

"SparrowHawks Tee": 昨夏出会ったスパロウホークの親子をモチーフに描き上げたイラスト。

"RV Park Tee": 63年製のモーターホーム。もっさりした、でも愛嬌のあるスタイルが描きたかった。

"RoadTrip Wagon Tee": LAのホットロッドイベントで目撃、一目惚れしてしまった、これも63年製のワゴン。

"Need Gas Tee": ヴィンテージ・ガソリンポンプ、そのいかにもアナログな佇まいに、強く心惹かれる。

"Stencil Tee": パーカと同じステンシル柄だが、配置にこだわってパーカとは別版を製作した。

"TR63 x 045 Yokohama Canvas Bag Tote": LAで買い付け・直輸入した生地が、横濱帆布鞄とのコラボでトートバッグになった。

"American Strage": ダイナオガレージファクトリーとのコラボによるガレージアイテムも展開。

"RoadTrip63"イベント出店情報!下記のイベントに出店します。プロデューサー・デザイナーのGAOニシカワも参加します。ブースにお越し頂いたお客様に特製ステッカーを差し上げます。お声をおかけください!

ナカヨシホットオールズミート: 417日(日)/静岡県袋井市(エコパ内駐車場・特設会場)/http://www.nhoa.jp/

JOINTSカスタムバイクショー: 423日(日)/愛知県名古屋市(ポートメッセ)/ダイナオガレージファクトリーと合同出店/http://www.joints.jp/joints2017/

ブルースカイヘブン: 52021日(土・日)/静岡県駿東郡(富士スピードウェイ)/ダイナオガレージファクトリーと合同/http://www.harley-davidson.co.jp/bsh/

photo by: Kenny Nakajima, Gao Nishikawa

text: Gao Nishikawa

http://www.roadtrip63.com

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