自慢したくなる秘密基地 "THE SECRET BASE"

青森県の三沢基地に隣接する六戸エリアに『自慢したくなる秘密基地』がコンセプトのユニークな庭園型戸建てガレージハウス群“THE SECRET BASE”が誕生する。
このプロジェクトの仕掛人、ニイヤマハウス代表の新井山貴之さんにお話しを聞いた。


秘密基地のような、夢のある住宅を創りたいー。
このコンセプトを最も端的にあらわすのが、エレベーター式駐車システムを備えたガレージ。2階のリビングから外の景色をバックに愛車を愛でることができる仕掛けだ。

青森県の六戸町を拠点に、ハウジングメーカーとして住宅の設計・施工に携わる『ニイヤマハウス』。
そして六戸・三沢・八戸エリアを中心に不動産事業を展開する『おいらせ都市開発』。
この2社の代表を務める新井山貴之さんが立ち上げたプロジェクト、“THE SECRET BASE”の発想の根源には、新井山さんの夢の実現というテーマがあるのだ。

「我々の仕事は『家づくり』です。しかしもっと大きな単位の『街づくり』がしてみたかった。そのためには土地の取り扱いも必須になります。そこで不動産部門を担う会社『おいらせ都市開発』も創業しました。」

次に考えたのは他にないユニークな住宅。
「不動産を扱う中で、ガレージにこだわりをもつ顧客が多いことがわかってきました。そこで思いついたのが、子供の頃に夢中だった『サンダーバード』の秘密基地みたいな、仕掛けのあるガレージが主役の家です。庫内にエレベーター式駐車システムを備えた住宅を複数建て、周囲にはたくさんの緑を植えて、木々に囲まれたホンモノの秘密基地のようにするのです。」
プロジェクトの名前も"THE SECRET BASE"とした。

「コンセプト構築の過程で、多くのバイク乗りと知り合い、成熟した趣味の世界に触れることになりました。」
同じ風を感じたくて、自らもハーレーに乗り始めた。
バイク乗りもワクワクするような秘密基地にしよう、と方向性はさらにブラシュアップされた。

ガレージを単なる車庫として捉えるのではなく、庭の延長と考え、インナーガーデンとして活用する。
リビングの延長と思えば、窓の外の緑や雪景色をバックに大切な愛車を愛でるという楽しみもある。

「住む人の個性とアイデアが生きる、クリエイティブな環境をご提供したいのです。」と、新井山さんは言う。

健康で豊かな生活を送るために、温度・湿度までも管理されたキレイな空気を循環させるという『空気の質』へのこだわりも、"THE SECRET BASE"のコンセプトのひとつとして掲げている。

ガレージハウス同士の境界を、フェンスではなく緑でやわらかく仕切ることで、お隣同士に会話が生まれ『コミュニティの創出』が実現する。これも街づくりを標榜する新井山さんのこだわりのポイントだ。

「次世代まで継承できるクオリティを目指し、ここに住まう方たちと、本当の意味で末永いおつきあいをさせて頂きたいと思っています。」

しかしこの"THE SECRET BASE"のユニークなコンセプトは、すべての人に伝わるとは思っていない、と新井山さんは語る。
「わかってくれる方に選ばれる、価値を分かちあえる方にお届けできればいい。」

そして「このプロジェクトを手始めに、ユニークで魅力的な家づくり、街づくりを地元でである青森で成功させ、いずれは全国展開したい、本気でそう考えています。私自身も楽しみながらプロジェクトを進めていきたいと思っています。」
挑戦はまだ始まったばかり。新井山さんの目は未来を見据えていた。


“THE SECRET BASE”についての詳しい情報は下記のwebサイトへ。
無料会員登録すると、本誌編集部も制作にご協力した豪華コンセプトブックを進呈。
http://tsb.life


新井山貴之 (にいやま・たかゆき)
青森・六戸生まれ。大学時代まで野球に没頭。
宮城の住宅メーカーに勤務後、父が創業したニイヤマハウスに入社。
不動産事業を担う「おいらせ都市開発」を自ら創業。
'08年、(株)ニイヤマハウスの代表取締役社長に就任。
休日の愛車でのツーリングが無上の喜びだと語る。

interview: Gao Nishikawa(ON THE ROAD MAGAZINE)

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