WE LOVE WHEELS!
TAKASHI CHINEN from Car Life Planning Shonan
カスタムペイントを施したハーレーで颯爽と登場してくれたのは、神奈川県藤沢市でスズキ自動車のディーラーを経営する知念太士さん。
ここまでの道のりは平坦なものではなかったという知念さんにお話しを伺った。
東京・狛江市に生まれた知念さんは、80年代後半にアパレル業界に就職、持ち前のポジティブな性格とコミュニケーション力を生かしてキャリアアップ、あの有名ブランドの企画も手がけた。
バブル経済崩壊を経て、大手自動車メーカー系販売会社に転身。異業種ゆえの苦労もあったが、トップクラスの営業成績をおさめるまでになった。
しかし独立を目標にしていた知念さんは41歳で退職、周囲の反対もあったが、自ら新車販売業にのりだす。起業後に勃発したリーマンショックや震災の影響もあって、決して道のりは平坦ではなかったが、2011年にスズキ自動車のディーラー権を取得。現在経営する『エスショップ湘南』は、神奈川でも有数の業績をマークするディーラーになった。
「乗り物はライフスタイルを豊かにしてくれるツール。」というのが知念さんの持論。趣味はバイクと公言し、若い頃はクラブマンやSRに乗っていた。30代で大型免許を取得、「イージーライダーを見て以来の憧れだった。」という念願のハーレーダビッドソンを手に入れる。上のFXDLローライダーは3代目のハーレーだといい、他にツーリングモデルも所有する。
そんな知念さん、現代の若者に言いたいことがあるそう。「特に男の子には冒険心とかギラギラ感が不足していると思う。どちらかと言えば若い女性の方が積極的、男の子には元気がない。中古車でもいいからクルマやバイクを手に入れて走ってみるのも、いい刺激になると思います。」
決めた目標をひとつずつ達成しながら生きてきたという知念さん。
「ただ新車を売るだけではない、自分たちならではのサービスを心がけています。お客様第一で、エリアでオンリーワンな存在になるために、スタッフとともに頑張っていきたいと思っています。」
有言実行の人、知念さんの今後にも注目だ!
ハーレーのツーリングモデルも所有、年に数回、バイク仲間と泊まりがけのツーリングを楽しんでいる。
サーフィンに夢中だった頃のアコードエアロデッキにはじまり、ディーラー勤務時代は取扱い車種を次々乗り換え。独立後はニュー・ミニなどを経て、現在の愛車は再販されたランクル70。
大好きなクルマやバイク、ゴルフのこと、そしてビジネス論など、多岐にわたる話題を楽しくお話ししてくれた知念さん。
「ハーレーを介しての人との出会いやつながりが面白い。仕事のご縁も生まれています。人生に欠かせない存在になっていますね。」
神奈川県藤沢市にあるカーライフプランニング湘南(株)エスショップ湘南。知念さんが代表をつとめるスズキ自動車のディーラーだ。
photo&text: Gao Nishikawa / special thanks: エスショップ湘南(http://www.clp-shonan.com)