スズキ車がベースのグースレプリカ! GSX 1400: S-MFP 1400/199Xエディション

憧れの劇中車を高年式車をベースに製作、唯一無二のオリジナルマシンを創造…。オーナーのこだわりと、匠の技が生み出した高年式スズキGSXベースの「グースレプリカ」をご紹介しよう!

茨城県水戸市にある「wildstyle.」はトヨタFJクルーザーやタンドラ、セコイアなどアメリカからの逆輸入車の専門ショップ。代表の伊勢徹氏は映画「マッドマックス」(1979年・オーストラリア映画)の大ファン。劇中で特殊警察「M.F.P」の隊員、ジム・グースが颯爽と乗りこなしていたポリスバイクに憧れ続け、今年このマシンをカスタムバイクショップ「ホワイトハウス」にオーダー。今回はその記念すべき納車日に突撃取材を敢行した。
オリジナルの劇中車はカワサキ z1000をベースとしているが、ホワイトハウスではこれまで、カワサキZEPHYR1100ベースのコンプリートカスタム「MFP Goose 1100」をはじめ、カワサキ ZRX1200やスズキ GSX 1400ベースのカスタムも手がけている。今回ご紹介するマシンは2008年型のGSX1400がベース。フロントカウル、シートカウルはカワサキベースの「MFP Goose 1100」用パーツを流用するが、アンダーカウルはGSX 1400専用に製作。そして伊勢氏がオーダーしたカラーリングは、2000年のアメリカ映画「60セカンズ」に登場するマスタング「エレノア」をイメージ。アルミのビレットやクロームのパーツを徹底的にブラックアウトすることで、重厚なイメージに仕上がっている。

バックミラーはGSX1100(後期)の物。後方視界も良好である。

ホワイトハウス・オリジナルのストレート・バーハンドルを装着。ハンドル変更に合わせて、ガソリンタンクの角をえぐるように加工してある。

ホワイトハウスがプロデュースするスズキGSX 1400ベースの「Gooseカスタム」は、この車両で3台目。伊勢氏も含め、全てアメリカ車やハーレー好きからのオーダーであった、とホワイトハウス代表、佐藤尉介氏は話す。
オリジナルに忠実なレプリカはもちろん魅力的だが、憧れの劇中車にインスパイアされながら、高年式車をベースに新たなマシンを創造、日常的に使用するのも非常に贅沢な楽しみ方だと言えよう。

photo: Gao Nishikawa
text: Yoichi Suzuki
■取材協力:
wildstyle.
www.wildstylecars.com
■車両についてのお問合せ:
ホワイトハウス
www.whouse.jp

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