"MAX★ORIDO RACING"誕生!レーシングドライバー 織戸 学『オトナのためのガレージ&ファクトリー』

国内選手権はもちろん、ル・マンやNASCARにも参戦。現在もスーパーGTでランボルギーニをドライブするレーシングドライバー、MAX★ORIDOこと織戸学さんがプロデュースしたガレージがオープンした。

世田谷と横浜を結ぶ第三京浜の都筑インターから1分ほどとという好立地にオープンした"MAX★ORIDO RACING"は、今までにないユニークなコンセプトのガレージ&ファクトリー。
白と黒、そして赤を基調にした広く天井の高いスペースに足を踏み入れると、織戸さんの愛車、真っ赤なスープラと黒いカワサキ、そしてハーレーが佇む。
織戸さん自らが建てたというグリーンベル製のキットガレージも設置され、その奥がカスタムやチューニングを行うファクトリーだ。
2階には数年前から営業していた"130R-YOKOHAMA"が移転、2台のレーシングシミュレーターが設置されたトレーニング施設となっている。
「レーシングカーも製作できる設備からレーシングシミュレーターまで完備していますが、バーカウンターやバーベキューグリルがあってパーティーもできる。クルマや乗り物を軸にして人が集い、楽しい情報発信ができるような場所にしたいと思っています。」と語る織戸さん。
このスペースからどんなカルチャーが生み出されるのか、要注目だ!

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織戸 学(Manabu Orido)1968年千葉県生まれ。91年の富士フレッシュマンレースでデビュー、その後、全日本GT選手権(GT500サードスープラなど)、ル・マン24時間レース、NASCARウインストンカップ(現スプリントカップ)、D1グランプリなどに参戦。今年はスーパーGT300クラス(ランボルギーニ)やGAZOOレーシング86/BRZ Raceなどで活躍するレーシングドライバー。「実は大きなアメリカ車やハーレーが好きで、街乗りはのんびり走っています。」と意外な一面も。愛車はUSトヨタ・タンドラ、ハーレーダビッドソンなど。

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FACTORY
レース専用車の製作をはじめ、チューニングやカスタムも手がける。
ワンオフでロールケージを製作できる高度なベンディング(パイプ曲げ)と溶接技術が自慢。
取材時には、アメリカ・フォーミュラDに参戦するためにスープラをベースにドリフトマシンを製作中。

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またこのファクトリーでは、MAX ORIDOがプロデュースするオリジナルシミュレーターも、フレームやソフト開発など一から設計し、国内のニーズに合わせてモディファイ、チューニングしている。
写真に写っているのは、自社開発のオリジナルパーツを組み込んだシミュレーター用のペダル。

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MAX★ORIDO’S GARAGE
大きなオーバードアが開くと、工場らしからぬ明るい配色のインテリアが目をひく。
「ここをオトナの秘密基地のようなスペースにしたい。」という織戸さん。
赤いスープらの後ろに見えるバーカウンターやダーツ、中二階部分のテラスに設置されるバーベキューグリルなど、遊び道具も完備。趣味の愛車たちも雰囲気作りにひと役買っている。
カワサキとハーレーの背後に見える水色の小屋は、織戸さん自らの手で建てられたキットガレージ。長野のグリーンベル社の製品だ。

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130R YOKOHAMA
プロ・レーシングドライバーのトレーニングに充分な機能をもつレーシングシミュレーター2台を常設する、国内有数の施設。
プロ・アマを問わず利用できる他、織戸さんをはじめ、プロによるレッスンも受講可能。
また専用ソフトやパーツ開発・生産、MAX ORIDOオリジナルシミュレーターの製作、販売も行っている。

information
MAX★ORIDO RACING and 130R YOKOHAMA
神奈川県横浜市都筑区早渕1-24-16
第三京浜 都筑インターそば
Tel: 045-595-9728
www.130r-yokohama.com

photo&text: Gao Nishikawa

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