ギミックが凄いカプセルトイ!1/72スケールのスカイラインGT-R

俗にガチャガチャなどと呼ばれるご存知カプセルトイ。
メーカー各社がアイデアを絞り、クオリティを競い合う群雄割拠のカプセルトイの世界にあって、ユニークなギミック搭載の1/72スケールキット、『スカイライン GT-R』が人気を博している。

カプセルトイのクオリティが凄いことになっていて、今や子供だけでなく大人も夢中になっているのはご存知の通り。昨年末にカプセルトイメーカー、(株)スタンド・ストーンズから発売された新シリーズ「Cカークラフト」の第一弾『スカイライン GT-R Vol.1』が、GT-Rファンはもちろんクルマ好きや模型好きのあいだでちょっとした話題になった。
そのGT-Rが装備するユニークなギミックも注目の的だ。
ホイールと車体の接点がボールジョイントになっており、ホイールの舵角・車高の調整が可能。
つまり、ボールジョイントによりフロントホイールはハンドルを切った状態にでき、リアは上の写真のように「八の字」を切ったようにもセッティングできるのだ。
R34でハの字はなかろう!と言う声が聞こえてきそうだが、そこは模型。ユルく楽しみたい。

300円のカプセルの中にはご覧のように1/72スケールの精密なキット一台分が入っている。第一弾はKPGC110 ケンメリGT-R(写真のレッドの他、シルバーとホワイトの3色)とR-34 GT-R(ベイサイドブルー、ホワイト、スパークリングシルバーの3色)。
タイヤとホイールはノーマルとカスタムの2セット入っており、前述の通りボールジョイントを介しているので簡単に交換が可能。ちなみにケンメリはスチールホイールと8本スポーク、R34は純正アルミとホワイトのカスタムアルミがセットされる。
インテリアも再現されており、ボンネットは脱着可能。レリーフで再現されたエンジンルームも秀逸だ。
完成時の全長は実測でケンメリが約62ミリ、R34は64ミリほどだ。

カプセルの販売機に入れるPOPは、実車や商品写真だけでなくオリジナルイラストを採用するこだわりよう。実はこのイラスト、僕GAOニシカワが担当させて頂いたこともあり、個人的に思い入れのあるシリーズなのである。

GT-Rや、カークラフト・シリーズのこれからについてスタンド・ストーンズの小林宗徒さん(写真下)からは、4月発売予定のGT-R Vol.2(日産自動車監修中)、待望のKPGC10とBNR32の原型も見せて頂いた。
「模型好きの方からも注目いただいており、オールペンやディテールアップしたりと、カスタマイズして楽しむ方もいらっしゃるようです。今後の展開にもご期待ください!」と小林んさん。
余談だが、スタンド・ストーンズでは他にもいろいろなカプセルトイをリリース。リアルな戦車(タイガー1とM4シャーマン)の1/144スケールモデルに猫が仕込まれた「猫戦シャー」(写真下)は小林さん自身が大好きなものを組み合わせて作ったヒット作だ。
同社のホームページでは新商品情報が閲覧可能。要チェックだ!
http://stasto.co.jp

photo&text: Gao Nishikawa

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