ヨコハマ ホットロッド カスタムショー2014 レポート1

12月7日に開催されたヨコハマ ホットロッド カスタムショー2014の模様を、本誌GAOニシカワとナカムラがそれぞれの視点でレポートする。まずはGAOニシカワのレポートから!

進化と変化を続け、シーンを牽引し続ける"ホットロッドショー" ー GAOニシカワ

アメリカンカスタムに興味を持つきっかけのひとつが、当時横浜元町にオープンしたばかりのショップ「ムーンアイズ」との出会いだった。そのムーンアイズが主催する、本格的なホットロッド&カスタムのイベントがあると聞いて胸をときめかせながら出かけたのが、第一回のヨコハマ ホットロッド カスタムショーだったように記憶している。

その後、実際にアメリカ車を愛車とするようになって、益々身近な存在になった"ホットロッドショー"。2000年代初頭には、カスタムカーに加えて、モーターサイクルのエントリーもはじまり、少し前からハーレーに乗りはじめていた筆者としては、楽しみがさらに大きくなったもの。

独立して雑誌の編集に携わるようになり、さらにはフリーペーパー「オンザロードマガジン」を創刊した2003年以降になると、一人のファンとしてのみならず、メディアの端くれとして、ホットロッドショーを見てゆくことになる。

当初のホットロッドショーは一部の若いマニアの為の、コアなイベントといったイメージ。ムーンアイズによる新旧国産車をベースにしたアメリカンカスタムが普及してゆくにつれ、間口は広がってゆく。初期のファンが結婚し、子供を持つようになれば、ファミリーでの参加も増え、イベントはますます賑やかなものになっていった。若者のクルマ離れという言葉は、"ホットロッドショー"には無縁、それは、ファンをしっかりと育てていったからに他ならないと思う。

モーターサイクルのエントリーが始まった当初、熱心なカーマニアの中には異論を唱える者もいた。しかし、出展している二輪・四輪双方のショップやメディアからは、時代を反映した新しい展開を歓迎する声が多く聞かれた。業界相互の交流も始まり、それは年を重ねるごとに相乗効果としてショーを盛り上げてきた。この流れは、日本のカスタム・カルチャー自体の深まりにもおおいに寄与していると感じる。

また、当初は指折り数えるほどだったアメリカからのゲストも年々数を増やし、これが呼び水となって国内外からの来場者を増やしたり、アメリカのみならず世界のメディアから注目を集める巨大イベントに育ってゆく、大きな要因になったことは疑う余地がない。

長く続いているビッグイベントであることに満足せず、折々でファンを楽しませ、増やしてゆく為の努力を惜しまないムーンアイズと、代表のシゲ菅沼氏の姿勢にはただただ頭が下がる思いだ。

前置きが長くなったが、今回のヨコハマ ホットロッド カスタムショー2014についてである。

事前に二輪での来場者に対する騒音への配慮について、かなり大掛かりな呼びかけがなされたこともあり、23回もの歴史を誇るショーの存続が危ぶまれたのは周知の通り。しかしこの"BE CALM NOT LOUD~静かに~"キャンペーンが功を奏したカタチだろう、当日の会場周辺は非常に平穏だった印象。主催者と来場者が一丸となって、ショーを、そしてカスタムカルチャーを大切に育んでいきたいという思いが感じられた。

好天にも恵まれ、たくさんの来場者で賑わった会場の様子、そして僕が気になったカスタム車両については写真をご覧頂こう。

楽しくも深遠なるアメリカン・カスタムの世界。このカルチャーが、ファンに感動や興奮を与え続け、時代とともにカタチを変えながらも永く続いてゆくことを願ってやまない。

GAO NISHIKAWA

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photo&text: Gao Nishikawa
special thanks: MOONEYES(http://www.mooneyes.co.jp

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