秋に次年度モデルのお披露目を行うハーレーダビッドソンだが、実は意表をつくタイミングで魅力的なスペシャルモデルを発表することも、毎年の恒例になっている。ここでは、2017年のラインナップに新たに加わった2つのニューモデル、そして新しい純正カスタムパーツのパッケージをご紹介する。
STREET ROD
水冷750ccの軽快な『ストリート』を、さらにスポーティ&アグレッシブにバージョンアップした、ハーレーダビッドソンが提唱する『ダークカスタムモデル』にカテゴライズされるスペシャルモデル。それが上の写真の『ストリートロッド』だ。ハイアウトプット『レボリューションX』エンジンを楽しみ尽くすためのメニューは、シャーシジオメトリー変更、サス/ブレーキの強化、前後ホイール17インチ化など多岐にわたる。新型スピードスクリーンやハンドルバーエンドのミラーもクールだ。(車両本体価格:税込1,070,000円)
ROAD KING SPECIAL
ツーリングファミリーの中で、もっともハーレーらしいスタイリングをもつ『ロードキング』をベースにしながら、そのアイコンと言えるクロームパーツやウインドシールドを排したプロフィールが個性的。エンジンまわりやマフラー、ヘッドライトナセル、フロントフォーク、新デザインのホイールなどを大胆にブラックアウト。ローダウンシルエットを協調する形状のストレッチサドルバッグも非常に魅力的だ。この『ロードキングスペシャル』も、『ダークカスタムモデル』にカテゴライズされる。ロードトリップはもちろん、ストリートにも栄える、かなり気になる一台の誕生だ。(車両本体価格:税込3,087,400~円)詳報はこちらにも掲載している。
Roadster Cafe Custom Core Package
現行『スポーツスター』随一の走行性能を誇る『ロードスター』オーナーにも朗報が。英国発祥のヒストリーを背景に、ここ数年モーターサイクルカスタムの世界的なトレンドにもなっているカフェレーサー。このスタイルを純正パーツによって手に入れられるのが『ロードスターカフェカスタム・コアパッケージ』だ。『ロードスター』への装着を前提に開発されたのは、クリップオンハンドル、バックステップ、ハンドルバーエンドミラーなど。一部パーツはスポーツスターの他のモデルに装着可能だという。このパッケージを組み込んだコンプリートモデルも、まだ手に入るようなので、詳しくはお近くのハーレーダビッドソン正規販売網店舗にお問い合わせ頂きたい。詳報はこちらもご参照のこと。正規ディーラーでクリップオンハンドルがチョイスできるなんて、何とも素晴らしい時代である。
text: Gao Nishikawa
special thanks: Harley-Davidson Japan (www.harley-davidson.com/0800-080-8080)