ハーレーダビッドソン ジャパンより、ハーレーの2017年モデルについての全容が明らかになった。
トピック1)ツーリングファミリーが大幅バージョンアップ!
大きなトピックは、ツーリングファミリーに搭載される完全新開発9代目ビッグツイン、『ミルウォーキーエイト(Milwaukee-Eight)エンジン』の登場。
「ハーレーの歴史を物語り、ビッグツインのDNAを未来に受け継ぐエンジン。」と同社が言う通り、ネーミングの由来はハーレーダビッドソン生誕の地、現在も本拠地であるウィスコンシン州最大の都市、ミルウォーキーであることに疑う余地はない。
公式に発表されているミルウォーキーエイト エンジンの特徴は…
★排気量は2種類。標準モデルには107ci(キュービックインチ/1745cc)、ファクトリーカスタムモデルと言えるCVOには114ci(1868cc)。
★各シリンダーに4つのバルブ、そしてツインプラグを採用、吸排気流量も増加、高効率設計となる。
★ピークトルクを前モデル比で約10%向上。
★カウンターバランサーがアイドリング時の振動を75%相殺。Vツインのフィーリングはそのままに滑らかな走りを実現。
★プライマリーカバーがスリムになり足着き性が向上、エアクリーナーケースの形状見直しにより、より車体にフィットしたライディングポジションを実現。
★新しい熱制御対策を実施、ハイウェイクルーズからシティライドまで、あらゆるシーンでのライダーとパッセンジャーの快適性が向上。
など枚挙にいとまがない。
なお、ミルウォーキーエイト エンジン搭載のツーリングファミリーには、他に快適性・操作性を向上させた新開発のフロント&リアサスペンションを搭載。
従来からプリロード調整が可能だったリアは、調整幅が15~30%向上しているという。
トピック2)普通自動車MT免許で乗れるトライクにニューモデル誕生!
2014年からラインナップされている『トライグライド・ウルトラ』に加え、ニューモデル『フリーウィーラー(Freewheeler)』が新登場。
トライグライドとはまったく趣の異なるシルエットを彩るのは、スポークの数か異なるスポーティなアルミホイールとフェンダー、エイプハンガータイプのハンドルバー、スラッシュカットマフラーなど。
エンジンは新登場のミルウォーキーエイト エンジン107ci(キュービックインチ/1745cc)を搭載する。
尚、トライグライドもミルウォーキーエイト エンジンにアップデートされている。
トピック3)ダイナの排気量アップなど
ダイナファミリー全車に待望のツインカム103(1689cc)エンジンが新搭載。
ストリート750にABS標準装備。ニューカラーもラインナップ。etc.
トピック4)2016年モデルとして台数限定で発売された『ローライダーS』がカタログモデルに!
個人的にトピックとさせて頂くのがこれ。
当ORM-webでも取り上げたアメリカの人気ドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』にも見られる、流行のカスタムスタイル、すなわちダイナ/エイプハンガー/ミニカウル/ダイナミックなブラックアウト、etc.
それらを標準で装備、さらにはスクリーミンイーグル 空冷ツインカム110エンジンをおごり、大人気を博したファクトリーカスタム『ローライダーS』。この注目の一台が、2017年カタログモデルに昇格したのだ!
2017年モデルの詳しい情報はハーレーダビッドソン ジャパンのサイトを参照されたし!
http://www.harley-davidson.co.jp
なお試乗レポートなども、順次当ORM-webや本誌次号にてお届けする予定。乞うご期待!
text:Gao Nishikawa
special thanks: ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社