ピックアップトラックがポピュラーな国、アメリカならではのキャンピングカーのカタチ、『トラックキャンパー』。荷台に軽量でありながら快適な室内空間をもったキャンパーシェルを載せた、通称「トラキャン」の魅力をご紹介しよう。
FORD F250 PICK-UP
山梨県のミスティックプランニングがプロデュース、アメリカ製のキャンパーシェルを積載した雰囲気たっぷりなピックアップは、オリジナル度の高い80年代初頭のフォードF250。
ミスティック代表の佐藤さんが、かつて手塩にかけて仕上げたお気に入りの一台。
現在は佐藤さんの手元で保管され、ショールームのアイコンにもなっている。
アメリカンな深紅のインテリアがたまらない、広々したキャビン。
リアのラダーから上ることができるルーフはNASCAR観戦にもピッタリ!(アメリカではレース場の中にキャンプサイトがあり、ファンはキャンパーの屋根の上でレース観戦できるのだ!)
車体からはみ出したシェルをクリアして、後方視界を確保する、キャンパーならではの長いドアミラーにも注目。
リアドアから見たシェルの中。
リビング・ダイニングとでも呼びたくなる贅沢な空間が広がる。
ソファーとテーブル、シンクやコンロも標準装備。
その他にもエアコン、テレビ、オーディオなどの家電も備わる。
奥の上段がピックアップの屋根上に張り出した「バンクベッド」。
後部には小さいながらもシャワールームを装備する。
ドアの横には冷蔵庫やクローゼット。
キャンパーシェル外側の4ヶ所にあるロッドから、サンダーバード2号のように脚が伸び、シェルだけで自立することが可能、
この装備があれば、シェルをガレージに置いて、ピックアップだけで身軽に走り出せるのだ!
このページのトラキャンをプロデュースしたミスティックプランニングの佐藤正さん。
若くしてアメリカから一台トラキャンを輸入したことから、キャンピングカー製作・販売の道へ。
実はハーレー、BMW、ホンダなど複数のバイクを所有する無類のバイク好きでもあるのだ。
ミスティックプランニング
取材にご協力頂いたミスティックは山梨県甲斐市でオリジナルキャンパーを製造販売する老舗。
アメリカ車はもちろん軽や国産ミニバン、ハイエースなど様々な車種をベースに、魅力的なキャンパーをリリースしている。
写真は双葉店展示場。
photo&text: Gao Nishikawa
special thanks:
Masanobu Tsukamoto,
有限会社ミスティックプランニング(055-277-4713/www.mystic.ne.jp)