"BACK TO BASIC!"
今だからMTB。それもサスペンションや変速機をもたない、ベーシックな一台に注目してみよう。

photo&text: Gao Nishikawa　special thanks: Suguru Ide (I.D.E.Store), Mikihiro Kitayama

90年代に到来した空前のブーム以降、ピストやロードバイク、そして700Cのクロスバイク人気に押され、影が薄くなってしまった印象のマウンテンバイク＝MTB。
しかし、アメリカンテイスト強めのオンザロードマガジンとして、そしてブームのさなかにご多分にもれずハマっていた筆者として、いつも気になるのはMTBなのである。
60年代後半～70年代、新しいモノ好きの北カリフォルニアの若者たちが、野山を駆け巡るために、ビーチクルーザーをストリップして作った"KLUNKER"が起源。
そんなカルチャーをトリビュートした、ベーシックで楽しいMTBが今、面白いと思うのだ。
「運動不足解消に…」という読者貴兄、自転車なら走れば何でもいいと言うなかれ。
ストリートもトレイルでも、カッコよくて、ちょっと自慢したくなる一台に乗ろうではないか！