アメリカ最大のホイールメーカー『ホイールプロ』を訪ねる。

KMC、KMC XD、MOTO METAL、American Racing、ASANTIなど、日本でも人気のアメリカンブランドを多数擁するホイールメーカー“WHEEL PROS”（ホイールプロ）。ロサンゼルスにある同社のヘッドオフィスを訪ねた。

2019年秋の渡米取材の折、ジープのスペシャリスト「タイガーオート」代表の山中哲治さんの誘いでロサンゼルスはブエナパークにある自動車用アルミホイールメーカー「ホイールプロ」社を訪ねた。
ここは同社のマーケティングやデザイン・ディビジョンがあるヘッドオフィスである。
「取り扱っている各ブランドのホイールの企画はここから生まれています。」と話してくれたのは、同社のエルビン・パレンシアさん。
パレンシアさんの案内で施設内を拝見する。入り口付近にはミーティングルームやショールームが。
オフィスエリアでは商品企画部門やマーケティング部門を見せていただいた。
なんと言っても圧巻だったのは併設された物流センターだ。

夏頃までホイール工場としても稼働していたそうだが、手狭になったために工場のみ別の場所に移転したという。
見学が許された物流センターには約30万本のホイールが保管され、100名ほどのスタッフが4時から18時まで2交代で稼働。
「同規模の物流センターが全米各地にあります。」と話してくれたのはホイールプロ製品の日本の輸入元である（株）エムエルジェイの森勝彦さん。
向こうの端が見えないほど巨大な空間の中でフォークリフトが忙しなく走り回り、40フィートコンテナにホイールを積み込んでいた。
そして満タンになったコンテナが毎日20本！全米に、そして一部は海外に向けて出荷されているという。
恐るべしアメリカの自動車関連産業のスケール感なのである。