ついに「じぷた」が完成した！真っ赤のボディとまっ白な消火用ホースのコントラストが眩しい。車体やエンジンはもちろん、消防用の装備もすべて完全にレストアされた。手回しのサイレンやアポロ・ウインカーなど、40代後半から上の世代の読者には懐かしい装備もいろいろ。撮影の際はエンジンに火を入れる直前、正確にはあとわずかの作業で完成、という段階。外観上で絵本と大きく違うのは、サイドに装着されたホースをリアタイヤに巻き込まないためのスチール製カバーぐらいか。
「これから各地のイベントでお披露目していくつもりです。是非、実車を見に来て下さい！」と安井氏は誇らしげに語った。

完成車を前に誇らしげなオートジャンクションの安井氏。「たくさんの人たちに見て頂きたいと思っています」と語る

シンプルなコクピット。奥に見えるL字型のハンドルが付くのが手回し式のサイレン。懐かしい音がする

完全にレストアされ、きれいにお色直しもされたポンプ。小さなプレート類も丁寧に再生された。

６月６日（木）〜６月９日（金）埼玉県入間市博物館で開催された第19回「ジープの機能美展」で初お披露目が行われた。この段階ではまだ車台とボディが別々の未完成な状態ながら、完成したら見えなくなってしまう部分が露になっていることもあり、多くの来場者の注目を集めた。

今後完成車を見ることが出来るイベントは下記の通り。

第17回クラッシックカーフェスティバルinところざわ
日程：2013年10月20日（日）
時間：10:00～16:00
場所：ところざわ自動車学校
入場無料
URL：http://www.tokorozawa-classiccarclub.jp/