効率重視で四角いだけが軽キャンパーではない！というメッセージを体現。
アメリカン・ピックアップをベースにしたトラキャンの輸入販売を起源とする山梨のミスティックが、そのセンスとノウハウ、そして遊び心をもって作り上げた渾身の一台をご紹介する。

間違いなく今年のキャンピングカーショーで注目を集めていた一台に数えられるのが、"J-cabin mini W"と名付けられたこのキャンパー。
ベースは軽トラックのスズキ・キャリー。
中古車ながら車内外をペイントして新車と見まごうクオリティに仕上げられている。
そして一番の見せ場はもちろん、荷台に載せられたミスティック製のオリジナルのキャビンだ。
ルーフからサイドパネルにつながるなだらかな曲面は、アメリカ製のキャンパーによく見られるシルエット。これまで軽自動車サイズのキャンパーは、スペース効率を重視して真四角に作られてきたが、この部分にあえてひと工夫加えることで、個性的かつ魅力的な外観を生み出している。
キャビンの外側壁面にはトラキャンならではの装備、メカニカルジャッキ（サンダーバード2号のように、伸ばすことで自立する脚）が装着されているから、一人でもキャビンの積み降ろしが可能だ。