日産の小型商用車を体感する。その2

トラックやバス、緊急車両などの働くクルマ日産のLCV=小型商用車を体感した。GAOニシカワの取材レポート2回目をお送りする。


PARAMEDIC
旧型エルグランド顔の救急車『パラメディック』も、現場のニーズを取り入れながら熟成、年100台ペースで生産中。
救急救命装備の他、全方位確認可能な『アラウンドビューモニター』も搭載。
事故や災害現場で役立つ斧やバール、シートベルトカッターなども取り出しやすく装備されていた。

NV200 TAXI
昨年本誌でもご紹介したNV200タクシー。
前回取材時に叶わなかった試乗(運転)が実現。
必要充分なパワー&トルク感によるスムースで軽快な走り、良好な視界など、働くクルマとしての使いやすさが凝縮されていることをあらためて実感。
LPGとガソリンのバイフューエルも違和感なし。



Around View Monitor
前後左右に装備したカメラからの映像を、専用開発ソフトで編集。
シフトポジションやウインカーと連動して、その時に必要な情報を運転席のモニターに映し出す。
乗用車用に対してカメラの位置を変更し、表示内容も工夫している。
人身事故防止はもちろん、自損事故予防にも有効で、働くクルマに嬉しい装備。

Life Care Vehicle
オーテックジャパンが開発、架装を手がける『ライフケアビークル』。
写真は静粛な電動リフト装備の『チェアキャブ』。
簡単・確実に車椅子を固定できるシステムや、白内障患者の視認性を確保するオレンジの手すり、乗る人の視界まで考えて追加されたサイドウィンドウなど、細部まで心配りが行き届いている。


e-NV200
NV200の電気自動車=EVに初試乗。
力強い加速、ロードノイズと風切り音のみの静粛性、そして非常に良好な乗り心地。
回生ブレーキの効きも必要充分。仕事で長時間運転する場合のストレス、疲労軽減におおいに効果がありそう。
充電設備の充実、より長い航続距離の確保、車両価格低減が叶えば、商用車のあり方が大きく変わりそうな予感。


e-NT400
試験運用中で市販されていないという、アトラスがベースのEV。
同時に試乗したディーゼルの市販モデルと比べてはいけない、素晴らしい走りに驚嘆!
運転席は、メーターパネルの表示と見慣れないシフトスイッチ(?)以外は市販モデルと同じ。
しかし走り出すと、EVならではの力強い加速、とても小型トラックとは思えないしっとりした乗り心地、静かだけどジェット機みたいでカッコいい走行音など、すべてが異次元と言っていいだろう。
上のe-NV200の感想として書いた課題が解決すれば、EVってLCVにこそ相応しい技術なのだと痛感。


NV350 Rider Black Line Transporter
オーテックジャパンによりカスタムが施されたNV350。
アウトドアスポーツを思いっきり楽しむための専用防水シート生地や、『オグショー』によるベッドシステムを装備する。
「サーフトリップにも最適なんですよ!」と説明してくれたのは、自らも出勤前の波乗りを欠かさない生粋のサーファー、オーテックジャパン広報の高木祐美さん。



NV350 CARAVAN
NV350キャラバンにMTBを積載したイメージ。
荷室の壁面や床に標準装備した多数のナットを活用、用途にあわせてフックやレールなどを自在に追加できる。
実はこのMTBやヘルメットはすべて、日産自動車、清水淳さんの私物。ご自身もキャラバンを愛用、休日はご家族や仲間と山に出かけているという、アクティブな広報マンなのである。

photo&text: Gao Nishikawa
special thanks: 日産自動車株式会社

Related article

関連記事