ハーレーダビッドソンが放つ新世代モデル、STREET 750に試乗!

2013年、イタリア・ミラノで開催されたモーターサイクルショー、EICMA MOTOで発表、ハーレーダビッドソンが「34歳以下の若いライダーに向けたアプローチ」だと公言するニューモデル"STREET 750"。全てが新設計と言ってもいいコンパクトで軽量な新世代モデルが、いよいよ今月、日本発売となる。

掲げられたプロダクトコンセプトは、

★URBAN MOBILITY
★AUTHENTIC HARLEY-DAVIDSON
★DARK CUSTOM SOUL

すなわち、
★ストリートを軽快に駆け抜けるための扱いやすさを徹底的に追求。
★サウンド、スタイリング、クオリティなどすべてが、まぎれもなくハーレーであること。
★ハーレーが提唱する革新的デザインコンセプト、ダークカスタムの魂を受け継ぎ、そのままでも、カスタムベースとしても、スタイリッシュなモーターサイクルであること。
これらを体現したのがSTREET 750であるという。

来る2月27日の発売に先駆けて開催されたメディア向け試乗会で、そのSTREET 750に試乗した。

ハーレーダビッドソン往年の名車、カフェレーサースタイルのXLCRを意識したというブラックアウトされた外観と、ビキニカウルが印象的な現車に跨がってみる。
ロー&ナローな車体は足着きがよく、気負わず乗り出すことが出来そうな印象。XRバーを彷彿とさせる幅広いハンドルバーにも安心感をおぼえる。
まず、エンジンをかけずに腕だけで押し引きしてみたが、コンパクトで低重心、ハーレーとしては異例によく切れるハンドルによって、一切の不安なく取り回すことができた。
キーをひねり、セルボタンを押すと、ビッグツインやスポーツスターよりも軽い印象ながら、充分に太い低音サウンドが響く。
ウインカーボタンはハーレー独特のスタイル(ハンドルバー左右に独立、オートキャンセル機能付き)ではなく、国産・欧州車の多くが採用している、リリースボタンを備えたウインカースイッチがハンドル左側につく。こんなところに、アジア各国を含むグローバル市場を意識していることが伺える。

水冷レボリューションXエンジンは、必要充分なパワーとトルクを持ち、ストリートでの使い勝手を中心に考えたという言葉通り、中低速域が気持ちいい。
試乗は横浜大桟橋のカフェを起点に行われたため、メインステージはみなとみらい地区を含むゴー&ストップの多い横浜の街中だったが、ストレスを感じるシーンは皆無。
青空のもと、寒さなど気にならない、楽しいテストライドになった。

当日行われたプレゼンテーションでは、来日中のハーレーダビッドソンモーターカンパニー、ウイリー・G・ダビッドソン・デザインスタジオのシニアデザイナーで、STREET 750開発チームの一員、ダイス・ナガオ氏の口からも開発秘話が語られた。
印象に残ったエピソードをご紹介する。
「スタッフは"スピードライン"と呼んでいる尻上がりのデザインが、ハーレーにとって新しいシルエットです。」
「フロントまわりのデザインは、最終段階までフォークブーツは付いていたがカウルがなかった。そこで流行のアウトロースタイルをイメージ、彫りの深いシルエットカウルをデザイン・提案、採用されました。」
「750ccという、ハーレーにとっては小排気量のモデルであっても、ハイクオリティであることに変わりない。スチール製のフェンダーを採用したのもそのひとつ。」

また、EICMAやブルースカイヘブンで披露された、STREETベースのカスタムについても言及。
「社内のデザイナーに呼びかけ、スケッチコンペを実施、そこから3ヶ月で仕上げました。」
「発表と同時に公開したカスタムモデルは、すべて社内でビルドアップしたものです。」
「私はGARAGEをコンセプトにコンパクトでタイトな、ボバー、チョッパーを意識したカスタムを作りました。」
「日本のカスタムシーンには、ハーレー社のデザイナーも皆注目しており、自分自身影響を受けています。」
「ビルドアップされたカスタムの中で一番手間がかかっているのが、私が担当したGARAGEでした。」
と語ってくれた。

またハーレー社について「ハーレー好き、バイク好きの集団で、非常にフレンドリーな社風。バイク好きが集まってバイクを作っている素晴らしい会社。自分自身、仕事をしているというよりも趣味を楽しんでいるような感覚がある。」と笑顔で語っていたのが印象的だった。

気になるプライスについては2月27日に発表されるとのことだが、「STREET 750は、バイクに深い興味を示さない若い世代の方にこそ、ファッションや音楽と同じ感覚で楽しんで欲しい。」とコメントされており、戦略的な販売価格になると思われる。

スペックなど詳細はWEBサイトを参照願いたい。
http://street.harley-davidson.com/ja_JP

photo:ハーレーダビッドソンジャパン、Mitsuru Jimbo、Gao Nishikawa
text: Gao Nishikawa
special thanks:
ハーレーダビッドソンジャパン
http://www.harley-davidson.co.jp

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