日本にはスーパーGTがある。



好景気を背景に国内レースが人気を博し、地上波テレビでもその模様が中継され、スタードライバーがCMに出演…。
そんな時代は過去のもの、モータースポーツの話題がマスメディアから姿を消して久しかった。
しかしここへきて、トヨタを筆頭にメーカー主導のモータースポーツ活動がかつてないほど熱をおびている。
そのポジティブイメージが、うまくPRに活用されていることも要因だろう。
日本のモータースポーツが元気を取り戻しつつある、そう感じるのは僕だけではあるまい。


NASCARの魅力をお伝えし続けているORMだが、前述の『ブーム』をリアルタイムで経験した筆者として、あらためて国内レースにも目を向けてみなければ、と思った。

現場取材のフィールドに選んだのは、上位のGT500クラスにレクサス(トヨタ)、ニッサン、ホンダがワークス参戦、GT300では国内外の多種多様なGTカーがしのぎを削る、日本の最高峰レースシリーズ、『スーパーGT』だ。

ゴールデンウィークの『富士 GT 500kmレース』決勝日、グランドスタンドは超満員、マシンやドライバーを間近にできるピットウォークは歩行が困難なほどのにぎわい、ファンのサインや撮影に笑顔で応じるドライバーたち。
子供連れの観客も多く、駐車場にはスポーツカーよりもファミリーカーが多い。マニアに支えられていたかつてのブームとは異なり、とにかく敷居が低いのだ。
これらはアメリカのNo.1モータースポーツ、NASCARに非常に近い状況と言っていい。

出走するマシンはメーカー、車種のバラエティーが豊富だから、ドライバーをよく知らずとも、自分の好きなクルマ=応援の対象を見つけやすい。
GT500ではメーカーに関係なく共通シャシーを使用している点がNASCARと同様で、レースを面白くしている。
GT500は500馬力、GT300は300馬力というわかりやすさもいい!


今回は本誌前号でもご紹介、GT500に参戦中のLEXUS TEAM SARDのピットを訪ね、スーパーGTの舞台裏を拝見。
何とこのレースで、現体制での悲願だった表彰台、2位獲得の現場に立ち会うという、とてもエキサイティングな一日になった。



500kmレースをMOTUL AUTECH GT-Rに次ぐ2位でフィニッシュしたDENSO KOBELCO SARD LEXUS RC F。
ドライバーの平手晃平選手、ヘイキ・コバライネン選手をはじめ、佐藤勝之社長、野田英樹監督も、歓喜の表情!ゴール直後、クルーと抱き合う平手選手の姿が印象的だった。





photo: Gao Nishikawa, Akio Senda / special thanks: SARD Co.,Ltd., GT Association

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