ロングビーチ近くのバックストリート。木造のウェアハウスと日射しに灼かれたサイン、ウッドの電柱、広い路上に駐車されたフルサイズのバンやピックアップ。この無造作な風景がアメリカそのものだ。
そこに行かないと見られないカッコいいクルマやバイク、風景。
WHEEL JUNKIEな貴兄なら大好物な、カッコよくて楽しくて、気持ちのいいスナップをご披露しよう。
ROADSIDE STORY OF CALIFORNIA
カリフォルニアに行くと、たくさんの魅力的な路傍の風景に出会う。青い空とそれを映すクルマのボディーやモーターサイクルのクロームパーツ。そしてカリフォルニアそのものの背景。ORM取材班が見た、魅力的なシーンをご紹介する。
ベニスビーチで出会ったBSA。タンクのペイントやサンドブラスト仕上げのフロントフォーク、全体のツヤを抑えたマットで上品な仕上がり。オーナーは知的な感じの若い男性だった。
レドンドビーチのカーショーに来ていた、美しく仕上がったシェビー・ノヴァII。ラリーホイールもオシャレ。後ろに見えるオレンジのBMWも、ノーマルルックなのがいい!
駆け抜ける手作り感満点のチョッパーは、オーナーともどもいい雰囲気。この写真だけ、実はカリフォルニアじゃなくてアリゾナ。だからヘルメットを被ってなくてもOKなのだ。
ブラックプレートがよく似合うシンプルなポルシェ356は、普段から愛用されている風情。幅広い国籍、車種が集まるレドンドビーチのカーショーは、ノーマルルックのきれいな旧車が多い。
よく見るとあちこち手が入ってるけどシックなまとまり。普通にカッコいいショベルのスポーツ。ロングビーチのスワップミート会場でのスナップ。
フォードファルコンのコンバーチブルもロングビーチでのスナップ。美しく仕上げられた内外装。ブラックプレートにハブキャップ装着も高ポイント!
ハモサビーチで見つけたアーリーブロンコ。ロングのブロンドヘアーにタンクトップのスマートなサーファーが大きな犬を乗せて走り去った。
パンのチョッパー。この何ともモッサリした感じがリアルにアメリカン。この日のロングビーチのスワップミートには、こんなバイクが多かった。
60'Sのフォードエコノラインをベニスのバックストリートで発見。適度にやれた赤が素敵な一台は、バンではなくピックアップボディだった。
青空を映す漆黒のシェビー・ノヴァ・4Drセダン。フードの膨らみやフードピン、シンプルなホイールなど、シックなカスタムが大人っぽくて好印象。
ホームデポのパーキングで見つけた初代のマスタング。車内には高価なMTBがバラして積まれている。ボディは傷んでいても、走り去るサウンドは快調そのものだった。
カリフォルニアの内陸、ルート66の宿場町でもあるバーストゥー。街のはずれにある駅からサンタフェ鉄道のディーゼル機関車を見る。カメラに気付いた運転士がファーンと警笛を鳴らしてくれた。
photo: Yuichi Ikegaya (Utilitas), Gao Nishikawa text: Gao Nishikawa special thanks: Eagle Rider LosAngeles, Transorbit Co.,Ltd.