全米シェアNO.1 ポラリス社のオフロード・ビークルに試乗!

上の写真はスポーツモデルの「POLARIS RZR XP 1000」


アメリカATV市場で最大のシェアを誇るポラリス・インダストリーズ社のオフロード・ビークル(ORV)。
日本にも正式上陸を果たしたORVの魅力と可能性に迫る。

2014年10月、東京で開催された『危機管理産業展』が、ORVの正式な上陸のお披露目の場に選ばれた。
アメリカのポラリス・インダストリーズ社が生産するモーターサイクル、インディアンとヴィクトリーの正規輸入元である愛知県の株式会社ホワイトハウスオートモービルで、マーケティング部の谷川伸一部長にお話しを伺った。
「我々にORVの輸入を決意させたのは、東日本大震災でした。3年前、弊社代表の木村文夫がアメリカに出張した際にORVを見て閃いたのが、道なき道をゆく災害時のレスキュー車両としての活用でした。本国にその熱意を伝え続け、念願叶っての正規輸入決定ですから、危機管理産業展でのお披露目は、当然の成り行きと言えるのです。」
会場で自治体や官公庁から多くの問い合わせがあったことは、大きな喜びだったという。
「一般の方からのお問い合わせも増えています。狭い道を日常的に走る農業、野山を駆ける林業や狩猟、そしてレジャー用としてなど、ORVの潜在需要を実感しています。」
ORVの魅力について訪ねると、
「見てワクワク、乗ってみると本当に楽しい。本国では業務用だけでなくレジャー用としても普及している車両ですから当然かも知れません。コンパクトで高性能、安全性も高くメンテナンスも容易、米軍も正式採用していることから、その信頼性も折り紙付きです。」
今回舗装路のみではあるが試乗の機会も頂いた。
安全性への配慮からだろう、アクセルペダルは重めで走り出しこそ穏やかだが、踏み込んでいったときのパワーの盛り上がりはエキサイティング。
実にパワフルで楽しい。
オンロードではタイヤがよく踏ん張って、サスペンションが柔らかめであるために、コーナーリング時の無理な操作は禁物だが、ORVがとてもファンな乗り物であることは充分に体感できた。
次回は是非、オフロードで試乗してみたいと思う。

150731_orv_04.jpg
大型特殊ナンバーを取得したピックアップトラックタイプの「POLARIS RANGER XP 900」


ポラリスのORVは全車4WD、水冷の4サイクルエンジン、CVT装備。スポーツモデルであるRZRと、チルトする荷台を持つRANGER、そしてミリタリーモデルのMRZR4は2気筒の875cc、小型単座のACEは単気筒の567cc。同社の技術はインディアンやヴィクトリーのモーターサイクルにも息づいているのだ。

小型・単座の「POLARIS ACE 570」

ミリタリーモデル「POLARIS DEFENSE MRZR4」は4座席。2座席のモデルもある。

「ヴィクトリーモーターサイクル・クロスカントリー」(左)とポラリスORV。

photo: Masami Aoki
text: Gao Nishikawa
special thanks:
株式会社ホワイトハウス オートモービル
http://www.whitehouse-orv.jp

Related article

関連記事